カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

カメキチの目(2013.11.17 言葉はむずかしい)

 

  ♭ おたずねくださり、ありがとうございます 

  

 (ブログパーツUL5人目の方)

 

 「ドッペンパラリコ」

 何を書こうかと考えていたら、突然うかんだ(オノマトペ《擬音語や擬声語・擬態語》ともちがうし、おまじないだろか?)。いつどこで聞いたのか。

 ここでも終わりに「ちりとてちん」と書いているが、こちらは3年前のNHK朝ドラ名『ちりとてちん』からとったもの(古典落語に出てくる言葉)。

 

 言葉の働きの一つは、人と人をつなぐコミュニケーションのはず。お互いの信頼がなくてはならない。そもそも、そういう信頼関係の中でこそ成り立つ。ウソ・イツワリのない世界でこそ…。

 私でも名前くらい聞いたことのあるホテル(や百貨店)のレストランで、メニュー・レシピにウソがあった、イツワリがあったというニュース報道を皮ぎりに、次から次へと「お前もか」と言いたくなる偽装表示(完全なる詐欺)が明らかになった。「アソコもやっていたか。ほならウチもいまの内に…」このドサクサにまぎれこみ(そうすりゃ目立たなくなる)駆け込んで「申告」しているのではないか?まだ被害届が出ていないうちに…ときたか?「逮捕」より「自首」がマシと考えているのか?

 非公開の国宝(日本国 2013年より) -「謝ってオワリ」の図―

           

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(ここで二つ出題です。①この手のウソ・イツワリはそれほど巧妙とは思えない、いや、きわめて幼稚だが、高度な科学技術をもつ日本で、どうして見破られなかったか?②今回の発覚は、調理人とか現場の方の内部告発でわかったのだろうか?それとも、うすうすバレると思っていた賢明な《?》幹部が重傷になる前にウミを出しきってしまおうと考えたのか?)

 

「食べ物(いえ、これが生き物にはいちばんだいじなのですが)ごときで客をだまし、どれだけトクするの金《カネ》?」「ウソが発覚したときの不利益・ソンが想像できなかったの金?」

 ともかく、テレビの前でしおらしく深々と頭を垂れている社長・重役。これは単にカネ・収益の問題でないことがわかっているのだろうか?

(情けない私が言うのもなんだが、こういうことがあると、自分の「情けない」ところが薄まってくる。たいしたことじゃないと思える)

 

 

 話がそれたが、ふたたび言葉の話。

 悲しいが、言葉、表示はあまり信じないことにしよう

(考えれば、レストランで食べ物をだまされたくらいでよかったのかもしれないね。入院したり死んだわけじゃなし。お金をわずかだまし取られたくらいのもんだ。

 もうじきクリスマスがきてマジックショーを見ることもあろうが、マジシャンのテクニックにダマされ、わざとくらいたまげよう。でも、世の中は広い。もっとすごい、マジックのようなウソをつき、人をダマし、大金を手にするヤツがいる。「愛」とか「真実」・「信じてます」にのってはいけない)

 言葉は、ほどほどに信じるくらいがいちばんイイ。

 その言葉を信じていいかどうか?わからなくなったら、(前回の「身体性」という話にもつながるのだが)自分の身体の声に耳をすましてみよう。身体がOKと言えばOK。信じてよい。NOならNO。信じたらダメ!

 さて、「ドッペンパラリコ」。

 こういう意味のない、というか意味にこだわらない、あえていえば「無意味」という意味をもつ言葉のおもしろさに、私は歳をとってから気づいた。ドッペンパラリコ」にウソはない。

 こういうのをつぶやいていると(人のいる場はさけてください。ヘンに思われるかもしれない)身体の芯からいい気持ちになってくる。一種の言葉遊びだが、おもしろい言葉を見つけたり考える行為は、頭にもよい。オジサンの駄ジャレもいい。そんなこと言うのはダレジャ?

(金《カネ》もよかったでしょ?)

 

                      ハッハッハ…   ちりとてちん

 

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   盆栽の菊です。丹精込められた、黄色の菊。

  「丹精」(「丹誠」とも書きます)とはまたいい言葉。

  「タンセイ(ゼイとも言う)」と発音してみたくなる。

  響きもいい。

   育てた方の心が匂ってくるようです。

 

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