♭ おたずねくださり、ありがとうございます ♯
(人目の方)
きょうは1月17日。阪神・淡路大震災からもう19年がたった。
被災された方々のご冥福を祈った。生きている者は、祈るしかできない。
- 子どものころ、テレビ・映画は西部劇(それとチャンバラ)が全盛(というか、ほとんどそれ)で、白人=善・インデアン=悪(また、白人=文明人・インデアン=野蛮人)だった。「西部劇ごっこ」では、カウボーイ役は手で鉄砲の形をつくり(これぞホントのお手製)「ババーン!」とやり、インデアンとなった者はやられるばかり。だから、みんなカウボーイになりたがったが、インデアン役もいなくては西部劇にならないのでしかたなく、ときに私も木切れを弓に見立て、それをかざして「ドンドコドンドコ…」「ホッ、ホッ、ホー」とやった。 (少年たちにとって、真実はまだわからない。ただ、子どもにはおもしろいことがいちばんだ。貧乏でも、生活は牧歌的・平和に流れた) 17か18歳。青年に成長した私は、インデアンの側から描かれた西部劇(映画)をはじめてみて、衝撃を受けた(真実を知ったわけ)。
世界はすべて、みる方向でまるっきり違う。
- 「振り込め詐欺」。いくら注意の呼びかけがあっても被害は続いている。お年寄りの姿をみていたら、「さもありなん」と思いたくなるような方もおありなので、「ウ~ン…」(唸るしかない)。同情しつつも、「ダマされるだけのカネがないと、ね…」と、ひがみ根性を持つケチな自分、冷たい自分をみる。でも、なかには、「虎の子」の貯金をさしだし被害にあったご老人はもいたと話をきくと、労せず(ダマし)楽をするヤカラを呪いたくなる。
話が飛んだが、「白人=善・インデアン=悪」を疑うこともしなかった自分と、詐欺に引っかかったお年寄りとは同じ。
ひょっとして私たちのまわりには、まだ発見されず、まだ気がついていないだけで、いっぱいのウソ・虚偽があるのかもしれない。
立っているのも面倒くさがる、ダメ障害者の私であるが、まあ時間はたっぷりあるので、ここはイッチョねじり鉢巻きでもして、じっくり世間をみてやろう。ホッ、ホ、ホ
「クサぁ―…」。あたりまえ。これは香草です。
ところが、これは草じゃなく、木だそうです。「キづかなかったー」