♭ おたずねくださり、ありがとうございます ♯
(人目の方)
ふたたび、『ごちそうさん』。
このドラマはあまりにすばらしい。大げさすぎるほど感激する私でも、これほど感激したことめったにない。
まったく、まいった!ぞ
【先週の一場面】
- とうとう大学生の長男にも赤紙がきた(戦争中、兵隊にとられることはほぼ100パーセント近く死を意味していたにちがいない)。
- 次男は母親ゆずりの料理好き。兵隊さんにおいしいものを食べさせたくて、まだ少年だけど、志願して軍艦にコック(調理師)見習いとして乗っていた。が、戦死の報せが届いた。
主人公は、直接には反戦を訴えてはいないが、自身の姿があの戦争、戦争をした国とその時代を静かに(静かだからこそ、より痛烈に)訴えていた。
ともかく、「ごちそうさん」とみなから慕われている主人公の涙をみてもらい泣きしない視聴者がいるだろうか(私もその場面では横向いて画面を見つめていた)。
言い尽くされているが、戦争はすべてを無にする。
すべてを無にしても、戦争は今も続いている。
だけどよく考えれば気づく。どこでも戦争は男がする。つまらんなぁー、男は。
もちろんつまらない女もいっぱいだろうけれど、男ほどではない。
そうか!だから、朝の連ドラの主人公はいつも女性なのか。
11日は東北大震災から3年。 もう3年がすぎた。
「ギャーテイ、ギャーテイ、ハラソーギャーテイ。ボージーソワカ」
(『般若心経』の終わりの部分です。「(渡って)行こう、行こう、みんなで行こう。静かに安らかに行こう」というような意味)