カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

カメキチの目(2014.3.20 春に思う その②)

  ♭ おたずねくださり、ありがとうございます 

  

 (ブログパーツUL5人目の方)

 

 

 

 春を思っていたら、春のうたがきこえてきた。

 ♪春 の うららの~  ♪春 こうろうの 花の宴~ … しみじみと、胸に響いた。

 春は、そういうやさしいメロディーにのって訪れる。

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 こんなとき思う。「日本人であってよかったなぁー」。保守主義者みたいなこと言う自分に苦笑するけれど、音楽のよさに保守も革新もない。

(話が変わりますが佐村河内事件。単にカネがほしかったのか?私は聴いたことないけれど、すばらしい曲らしい。で、それ、どうなるんだろか?)。

 保守革新はなにも音楽に限った話ではない。

 自分の「(大人としての)成長のあかし」とでもいうべきものなんだろうが、実際の目の見える範囲(視野)は狭まっているのに、私のこんな頭ではあるが、歳を取っても世界はひろがる一方だ。若いときはあれほど「否定」した「日本的なるもの」もちがった目でみられるようになった。

 保守=古くさく、革新=新しい、「保守対革新」というみかたが、いかに平板な図式であるかにも気づいた。

 

 新年にとり換えた歳時記(二十四節季七十二候)カレンダーが2年目になる。まだまだ「ふぅ~ん。そうかいな」という段階ではあるが、起きたての目をこすりながら100円老眼鏡をかけ、冷蔵庫横の壁をにらむ。

 あすは「彼岸の中日」という候。その前は3月6日からきょうまで、「啓蟄」という候。ちなみに、二十四節季は三つに分けられ七十二候があるが、はじめは「蟄中啓戸」(ちっちゅうこをひらく)、つぎは「桃初笑」(ももはじめてわらう)、最後は「菜虫化蝶」(なむしちょうとかす)。土の奥深くからひょっこり虫が顔を出す。桃がつぼみをつける。白菜やキャベツについたモンシロチョウの幼虫(あお虫)が蝶になり羽ばたく。

 

 あたり前と思って自然になじんでいる世界(生活、文化、景色…など身のまわり)。  

 自然や四季の移り変わりだけでなく、それと一体となり育まれた心も、国からおし付けられなくてもわき上がるね。

 

                                ちりとてちん

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