♭ おたずねくださり、ありがとうございます ♯
(人目の方)
「そういえば目のこと、しっかり書いたことない」と、ふと思った。
「あんたの目なんか…」。それはそうでしょうが、後学のためと思い聞いてくださいね(せっかくのあなたとカメキチの“縁”ですから)。
障害者の障害というのはたいてい複数あり、それらが重なり合い、影響し合って、さまざまな困難をうみだしている。自分が障害者になって、それがよくわかった(私の場合、目の障害が平衡障害とミックスして現れている)。
いろいろある症状のうち、目に関したものは「眼振(ガンシン)」と「複視(フクシ)」である。どっちも、当事者とかその家族にならないと、聞くこともないだろう。
複視というのは、ひとつものが二つに見えるもの。つまり、同じものが位置だけ変えて二つ(二重に)見える。意識してやろうとすれば右と左の目を寄せればいいので、だれでもできる(いわゆる「ひんがら目」)。
「ひんがら目」は、また平常状態に戻すのも簡単なことだが、私の場合はそうはいかない。好きでやっているのではないから自然におさまってくれるのを待つよりほかない。また、二重の像のうちどっちが本物でどっちがウソモノ(虚像)がとっさに判断できず、迷う。ともかく、うっとおしい。
眼振は、視界がふるえるもので、だれもとはいかない。私と同じような障害をもった者だけの特有な現象で、視界、つまりみえているものが、ふるえるのである。また、その視界というのは、視界の全部ではない。ふるえているところとそうでないところがある。それにしばらくするとうつり変わるのだ。まったく、ややこしい。
これまでに、うつり変わりの間隔を知ろうと正確に時計ではかったこともなんどもあるが、はかるごとに違うし(はかり方が悪いという問題ではない)、はかってどうっていうこともないので、もうなん年もやっていない。
問題は、このふたつ、複視と眼振が重なることだ。つまりふたつが合わさって、襲いかかってくる。
これに視力自体の衰え(下記のとおり)が重なり、三重にも四重にも増幅する。
見たいところが見えるように、頭・首を動かし(曲げ)、焦点を合わす。そうして、本を読み、パソコンをうつ。が、どっもよくミス(改行したところがわからなくなったり、キーのまちがえ打ち)し、疲れる。あ~ぁ…
- 【視力の衰え】 障害を負っても視力はだいじょうぶだった。が、よく見えなくなっていたらしい。ある日、めがね屋さんで視力検査したら、1.0が0.3まで悪くなっていた。で、近眼では先輩の妻がめがねをすすめた。 ギョッ!見るものがはっきり見え、めがねの力に驚いた。
つまらん愚痴におつきあいくださり、ありがとうございました。おかげで、気分が少しスゥーとしました。
花は人間にみられるために咲いているのではありませんが、
自分のためにやっていることがまわりの幸せにつながっているのは、イイね。