カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

カメキチの目(2014.12.18 “地図”)

    おたずねくださり、ありがとうございます 

  

   

                

 

 2014年も、残すところ半月を切った。2014年は2013年よりも、少しはかしこくなったか? 成熟したか?

  と、一年をふり返ってみようとしたら、夕べみた2時間サスペンスで聞いた言葉が心から離れず、それを書くことにしました(そっちのほうが気がきいている)。

 

 Yさんというタクシードライバーの主人公は、ある日、知りあった女性にきかれる。「親として、あなたは子どもに何を残しますか?」というようなことを。

 その女性、Nさんは、物語のあとで判明することになるが、彼女にも子どもがいるが、ある事情でいっしょに生活できない悲しい過去があった。

 Yさんは、しばらく考え、答えた。「地図を残してやることですかね。親としての私が、いつどこでどんなことを思い、考えてきたかを…」

 

 “地図”か。“地図”ときたか。

 いままで、そういう観点から人生をふり返ったことはない。

 ドラマが終わり、しばらくはボーと考えた。

 われわれは地図をつぶしながら生きてきたといえる。それは、自分だけの足跡をのこすことである。

 

 地図に人生を表す。表したら、話す。                              

 私は親の過去をどれだけ知っているのだろう。

 知ろうとしない限り、親の人生は渚の砂つぶのように、くり返し押しよせる波によって、軽く、永遠に消されてしまう。そして、聞く者はだれもいない。

 

 親子だからできる、というか、親子しかできない。

 

 きょうはまだ、父(母)の、あのときの態度・選択はゆるせない。が、理解できるよ

 うになるかもしれない

 いずれ、ゆるせるようになるかもしれない。f:id:kame710:20141212101541g:plain

 

 

                               ちりとてちん

11 ヒコーキ

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紙飛行機。いちばん簡単なやつです。

じっさいは広告紙で折りました。

滞空時間とか飛んだ距離を競います。

ちょっと折り方に変化をつけるだけで、飛ばし方を工夫するだけで、飛行が違うのです。

 

人生でだいじなことはすべて、紙ヒコーキから学んだ。

 

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