カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

カメキチの目(2014.12.31 一年をふり返り④ )

    おたずねくださり、ありがとうございます 

  

   

                

 

 

 

 

    除夜の鐘 幾谷こゆる 闇の雪  (飯田蛇笏) 

 わが家にも除夜の鐘が響いてくるので、よくわかる気がする。

                    

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 入院中。まだ立てず、ベッドに寝ころび、近くの寺の鐘の音をきいた。

「ごぉーん」という響きが身、とくに肚にしみた。“音”というものがあんなに身に迫るとは思わなかった。

 ‐たすかって、よかったね。生きていて、よかったね‐ と言われているようだった。

 

 が、いま。朝がつらい。なんどもなんどもしつこく書いているように、横臥の体勢から垂直の体勢に変わる、つまり起きあがるのがしんどいのである。目のまえグルグル…クラクラ…

「落ちた」(事故に遭遇)のがウンのつきとはわかっていても、つらいものはつらい。で、ふだんはガマンしているけれど(意識的にも無意識のうちにも)、なにかのキッカケで切れることがあり、「ゴメン!」にいたってしまうことがことしもしょっちゅうだった。

 クラクラ、グルグルは容赦がない。きょうはいつもの買い物で、歳末大売出しだったので久しぶりに、「いっしょにまわるワ」、と言ったまではよかったが、早々と退散した。「やっぱり、ベンチに座っているワ」 ゴメン

 ベンチに腰かけボーとあたりを見まわすとわが身の不遇がよけいに感じられ、あれこれ思う。たえることなく(どちらかがあの世に旅立たない限り)世話をする彼女。やり切れんだろうなあ、いらん苦労をかけるなあとしみじみ思う。センチになり、涙がこぼれそうだ。

 

 ともかく、身体にいいことは、なんでもやらなくちゃならない。それを新年の目標にしよう。〈それでもなあー〉

 階段歩きはこのごろサボってばかりだし、この前、太極拳のことを知りすばらしいと思い、DVD付の本まで買ってきたまではよかったが、DVDの出だしをパラっとみたくらいで放ったままだ。〈だから、目標にするんだよ〉

 

 ところで読者のみなさん。たいへん、ありがとうございました。また来年もどうぞよろしくお願いします。よい正月をお迎えください。

 

                             ちりとてちん

 

15 はしいれ

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 折り紙の本には、こんなステキな

はしいれが載っていました。

はしたは、いやあしたは、ここから取りだす

ことにしましょう。

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