カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

カメキチの目(2015.1.8 “人”だけど“ヒト”)

    おたずねくださり、ありがとうございます 

  

   

                

 

 

 目がうっとうしいから、ふだんは新聞をまじめにみない。みるのは天声人語と裏のテレビ欄だけである。

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 だけど、3日の朝日新聞はおもしろかった。うっとうしくても、読みたくなる記事がのっていた。川田順三さんという、長年、地球のあちこちでハンマーを握ってこられた人類学者さんの記事だ。人類のルーツを求め、気の遠くなるほど石を割ってきた。そういう専門家の現代の日本社会に生きる私たちへの新年メッセージである。

  

 エ~。メッセージの紹介の前にひと言。

 さく年、私はカメのくせに「日本人」というケチな立場を脱出し、「国際人」「世界人」へと飛躍した。いま、地球の明日を語らなければならない。と、一種の使命感みたいなものを感じて。

 なのに。

 年が明けたというのに、あいかわらず、この国のリーダーたちは「アベノミクス」々とうかれている。元日のテレビには、首都東京の証券取引所のようすが映し出されていた。高級背広に身を固めたオッサンたちが長く垂れた袖が美しい着物のお譲たちをお抱えになり、なにごとか祝っていた。たぶん、新年いちばんの株の値段だろう。

(これについては私は、近日中に呪いをかけるつもりだ。速かれ遅かれこのバブルは必ずはじける)

 

 川田さんは、人類が生き物のなかでいちばん上、いちばんエライなんて絶対おもってはいけないこと、人類のエゴですべての生き物を道づれにしてはならないことをおっしゃっていた。

 これはなにも新しい考えではない。新しくはないが、いま、もっとも必要とされている思想である。

 私は読んですぐ思った。日本の官邸だけでなく、オバマプーチンにも、習近平やキム・ジョイㇽにも、それにイスラム国の幹部にも読んで聞かせたい。

 

 同新聞の6日づけには、福井の恐竜博物館の近くで1億2000万年まえの、恐竜から鳥類へ進化途中の化石が一匹分みつかった、という記事が載っていた。

 発見した方の喜びは、本人も想像できなかっただろう。宝クジどころではなかったにちがいない(いや、現世利益を並べてすみませんでした)。

 おめでとうございます!

 

                               ちりとてちん

 

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チョー簡単な折りで、こんなステキな作品が

できますワン。

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