♪ おたずねくださり、ありがとうございます ♯
「人生最良のとき」という言葉にピピッときた。
まるで人生の春を思わせ、青春時代に引き戻らせてくれそうだ。
これはあるサスペンスドラマのタイトルである。
フ~ン、人生最良のときか。私はうなった。
話は、郊外のガソリンスタンド店の奥さんが店主の旦那さんにブツクサ言われながらしがない毎日を、なんにもイイこと、楽しいことなんてないなーと嘆き暮らしていたところ、ある日、旦那がコロッと死んだことから始まる(彼女が殺したのではない。が、いまは彼の死因はどうでもいい)
ここぞとばかりに、彼女は住居であり仕事先でもあるガソリンスタンドを出た(家出)。人生最良のときを探しに…
「どこにある?わたしの人生最良のとき」
出たはよいが、行くところがない。
人生最良のときもところも見つからない。
ワァーワァーはしゃいだ青春。夢みるのが特権だったあのころ。ため息が出る。フゥ~
ドラマはいろいろ展開し、彼女は夫の遺体を放置したという罪で逮捕はされるが、最後の場面は、手錠をかけられてもサッパリとした表情で、視聴者も救われる。
主人公たちとのやり取りが、「人生最良のとき」ということについて、これまでとはちがう観点、角度から自分の過去・人生をふり返ってみること、やり直すことのたいせつさに気づかさせたわけである。
このドラマの主人公は右京さんという刑事で、ちょっと変人ぎみではあるが(人間だれでも多少はヘンであるから気にはならない)、罪はひじょうに憎んでも、犯人を長くて広い目でみようとする。
川崎の被疑者少年たちに、右京さんだったらどう接しただろう?
それに、少年たちにとっての「人生最良のとき」とはどんなのだろう?
33 扇
箒によく似ていますが、これは扇。
いちおうすぐにわかってもらおうと金色にしました。
じつは、前々のおひなさまに持たせればよかったのですが
忘れてしまいました。ゴメンね。