カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

カメキチの目(2015.4.1 さ・く・ら)

 

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   おたずねくださり、ありがとうございます 

  

   

 

 

           

 

「信じられない!」

 はや4月である。

 きのうの陽気で桜が咲いた。

 桜といえば西行

 

『ねがはくは 花のしたにて春死なん そのきさらぎの望月の頃』 

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 西行とは関係ないけれど、ずいぶん昔のことだ。

 勤めていた職場の女性理事長、給食のオバちゃんが不治の病で入院されていた。

 季節は春。いけないこととは思ったが、亀のように右左に首を回し(当時はスムースにできた)誰も見ていないことを確かめ、満開の花をつけた小枝を折った。シメシメ…

 もちろん見舞うために。もう力のない細い腕だったが、手にとりしみじみ眺められておられた。とっても喜ばれた。

 亡くなられたのは、お二人とも、それから2,3日後だっただろうか。 -

(理事長はいいお婆さんだったが、給食のオバちゃんはまだ60代で、カゼもひかない元気な方だった。桜の季節がめぐるたび思い出す。病気にかかったことに、ご本人もまわりも驚いたが、命というのはそういうものなのだ。  (合掌)

 

 いろいろあるが、桜はイイね。

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 だれもが、自分だけの桜の物語をもっているにちがいない。

 悲しいことも、みんな物語にすれば少しは浄化されるかな。

 桜はそんな力をひめているのかもしれないですね。

 

                  ちりとてちん

 

38 チョウチョ

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触覚だけ描いてプラスしました。

“春”とくれば桜でしょうが、蝶もまけてはいません。

あの、ゆったりとした羽ばたきがすばらしい!

こんなゆったりとした羽ばたきが『胡蝶の夢』をみさせてくれるんでしょうか。

‐私は蝶か。蝶が私か‐

 

 

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