♪ おたずねくださり、ありがとうございます ♯
「信じられない!」
はや4月である。
きのうの陽気で桜が咲いた。
桜といえば西行。
『ねがはくは 花のしたにて春死なん そのきさらぎの望月の頃』
西行とは関係ないけれど、ずいぶん昔のことだ。
勤めていた職場の女性理事長、給食のオバちゃんが不治の病で入院されていた。
季節は春。いけないこととは思ったが、亀のように右左に首を回し(当時はスムースにできた)誰も見ていないことを確かめ、満開の花をつけた小枝を折った。シメシメ…
もちろん見舞うために。もう力のない細い腕だったが、手にとりしみじみ眺められておられた。とっても喜ばれた。
亡くなられたのは、お二人とも、それから2,3日後だっただろうか。 -
(理事長はいいお婆さんだったが、給食のオバちゃんはまだ60代で、カゼもひかない元気な方だった。桜の季節がめぐるたび思い出す。病気にかかったことに、ご本人もまわりも驚いたが、命というのはそういうものなのだ。 (合掌)
いろいろあるが、桜はイイね。
だれもが、自分だけの桜の物語をもっているにちがいない。
悲しいことも、みんな物語にすれば少しは浄化されるかな。
桜はそんな力をひめているのかもしれないですね。
38 チョウチョ
触覚だけ描いてプラスしました。
“春”とくれば桜でしょうが、蝶もまけてはいません。
あの、ゆったりとした羽ばたきがすばらしい!
こんなゆったりとした羽ばたきが『胡蝶の夢』をみさせてくれるんでしょうか。
‐私は蝶か。蝶が私か‐