♪ おたずねくださり、ありがとうございます ♯
世界は広い。世の中は私の知らないことに満ちあふれている。
【言葉】それを知っているか知らないかでは決定的にちがう、重い言葉がある。
たとえば、エピクロス(古代ギリシャ哲学者)の次の言葉はそうだと思う。
「死はわれわれにとって何ものでもない」
要は、死についてあれこれ悩むことはないということだ。生きているときは死んでいないし、死んでいるときは“死”を思うことはできない。
私は死ななかったけれど、突発的な事故に遭った貴重な体験からも、エピクロスの言葉にはすなおにうなずく。
きっと“死”はいつの間にか私たちのもとにやって来て、安らぎを与え、包みこんでくれるものにちがいない。
ブランコの心地よい揺れみたいに。
そう思えば、“死”は気楽なものになる。
この言葉。じつは、大好きな仏教学者ひろさちやさんの文庫本に載っていた。仏教では、“死”は忌むべきものじゃない。生きることは死ぬこと。“生”即“死”なのだ。
ひろさんは言う。現代の日本の病院では患者を医療づけにし、“死”を怖いものにする。
「インドに生まれりゃよかった」とも。
そうか…。古代ギリシャとお釈迦さまはつながっていたか。人の思うことは、地球のどこにいてもいつ生きていても、だいたい似た考えになるものかもしれない。
43 ハクチョウ
いいでしょう。
このオリガミハクチョウ。
これも、折り方はきわめて簡単です。
いいですね。折り紙ワールド。