カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

カメキチの目(2015.6.30 玉川療養記②)

 

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   おたずねくださり、ありがとうございます 

  

   

 

 

人気映画『スターウォーズ』にあやかり、「エピソード」でいこう。

 

エピソード1.

「わたしゃ胃ガン。あんたは?」

 玉川では右から左から上から下から、こんな会話が聞こえてくる。

 とうぜん、そんな病にかかりやすくなる高齢者、お年寄りが断然おおい(もちろん、「観光客お断り」じゃありませんよ)。みんながみんな闘病者ではなく、静養・休息や近くの「八幡平」という火山性の高山観光や登山の人もいる。

 このあたりには有名な観光地が多く(ちなみによく日本一になる乳頭温泉郷も近いです)、ずっと前、八幡平に行ったとき乗ったバスがここに寄り(そのときにはまだ玉川温泉をまったく知らなかった)、まるめたゴザを片手にかかえ、背にはリュックの中高年の方たちがゾロゾロ乗り降りされるのを子どものような好奇の目で見たことをよく覚えている。

 そのとき、思った。「いつか、ガンになったら(正々堂々)来よう」と。

 別に正々堂々でなくてよいのだが、ここ玉川では健康人は少数派。だからコソコソしやすく、私は「ヘン、こっちはガンだぞ」と胸をはってみたかったのだ(まぁ、バカなことを思ったものです。当時は健康そのものの身体であったからこそのことでした)。

 

 ところで、玉川温泉いちばんの売りは岩盤浴です。

 ここには「北投石」といって天然の微量の放射線を出す石があり、この微量の放射線が、ガンに効くらしい(科学的な証明がなされているわけではないそうです)。でも岩盤浴に限らず、いわゆる民間療法というものはAさんには効いたけれどBさんには効かなかったというものがあります。たまたま自分に合ったものと会えばいいですね。

 宿のすぐ近く、その岩盤浴をするためのテントがあります。そこでめいめい横になり(寝転がり)ラジウム線が地熱とともに立ち上るのを身体(患部)が受けるのです。

 あのゴザは低温やけどを防ぐため、それに地面のかたさを和らげるためのアイテムなのでした。

 

                  ちりとてちん

 

63 メガネ

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これは「メガネ」と私にはわかっているから、メガネに見えるんですね。

みなさんにも、目が描かれているのでおわかりになったかもしれません。

しかし、目を描いてなかったら、あそこを隠すフンドシに見えたかもしれません。

 

 

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