カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

カメキチの目(2015.7.5 玉川療養記④)

 

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   おたずねくださり、ありがとうございます 

  

   

 

 

 

 エピソード3.

 この療養記のはじめに、右や左・はたまた上や下から…重い病気・ケガの話がとび交っているといった。

(きょうはそれを書き、そして療養記も終わりましょう)

 

                 

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      ここ奥羽山脈山中はブナの宝庫。とくに、八幡平のブナは6月の

      緑も、秋の黄もとてもきれい。

 着いた日の夕食どき、となりの席から話かけられた。    

 きけば80のオジイサン。おひとりだ。

 玉川くんだりまでよくも来られたもんだとひどく感心した。

 あとで(そのときは湯のなか)きいた話によれば、肺ガンを患い、再発したらオシマイらしい。

 80の高齢なので手術はムリ。「玉川温泉でもいって来たら…」と主治医にすすめられたとのこと(なんとオウヨウな、患者の気もちに寄りそった医者だろう)。

 で、オジイサンは「サルノコシカケ」を加工した「メシマコブ」というのがいいとお知り合いから聞き、服用された。それが効いた(と、ご本人はかたく信じておられるようだ)。しかし玉川にはすでに何回か来ておられるようだから、果たしてメシマコブ・玉川、どっちが効いているのやら(まあどっちでもいいか。いや、二つが合わさって効果抜群となっているのかな)。

 湯につかりながらわれわれは、ともかく、よく話した。オジイサンは80歳、しかもガンを患っているとは思えないほどお元気で、よく笑われた。話題も豊富で、ガンの話はちょっとだけだった。

「そんなん、(ほかに似たようなものは長い人生にはたっぷりある)心配してもどうしようもないもん。なるようにしかならんね」、豪快にワッハハハ…。

 

 私はガンのこともあるが、この頭、小脳の切れたという「シナプス」(ヒトの脳には数百億もの神経細胞があり、これらを網の目のようにつないでいるとのこと)が元のようにつながればいいな、とひそかに願っていた。

 編み棒みたいな長さ10㎝ほどの金(カネではありません。キン)で頭のあたりをこすって7年目になろうとするが、この「民間療法」はいまだ効を奏してはくれない。

 ひょっとして。私の場合はこれに玉川が相乗し、治ったりして…

 その「まさか」が起きたら、どうしよう?!

 

(言い忘れておりましたが、玉川温泉旅館は坂に建っています。だから、建物は階段が多く、歩きづらいです。でもいたるところに手すりはあり、心配いりません。

 でもバカな私は、大浴場と部屋をつないでいる大わたり廊下の段差に気づかず、危うくこけそうになりビックリ!でもちゃんと学習したので、それからはだいじょうぶでした。

 部屋から大浴場までは遠くたいへんでしたが、いいリハビリになりました)

 

                   ちりとてちん

 

65 ハートの指輪

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とおい昔。

こんなのをとなりのミヨちゃんにあげた、としたら、

どう返されたか?

 

バシッ!(ほおをたたく音)

「あんた、なにかんがえてんのよ」

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