カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

カメキチの目(2015.8.16 はるかな尾瀬①)

 

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   おたずねくださり、ありがとうございます 

  

   

 

 

「夏休みが来れば思い出す」で、思い出したくない教師のことを書いた。

 それにコメントくださった方に返事を書いていたら、きょうの題につながった(ありがとうございました)。

 もう、夏も終わりそうですが…

 

 二年前の夏(正確には六月なので初夏)のこと。

♪「夏が来れば思い出す」~ の“尾瀬”に行った。

 

 尾瀬は平らだけど、そこまでは長い下り坂。たどり着くまで、たいへんだった(平衡障害者の私には)。まさしく歌の通り…。

「はるかな おぜ …」

 

 コースはいろいろあるが、もちろん、いちばん難易度の低い道を選んだ。よく聞く“鳩待峠“から“山ノ鼻”までのコースである(ともかく慎重なツレが、工事現場のごとく「安全第一」をムネに、本やネットで調べつくして決めてくれました)。すべてをお任せの私が「異議アリ」などと言うわけない。どんなコースをとろうと尾瀬は死ぬまでに一度は行きたかった。

 ところで、長年あこがれていた尾瀬だが、行くことになったきっかけは、「行こうと思った」からだ。

「思い立ったが吉日」という。

(話が横道にそれるけれど、「思い立ったが吉日」はイイものです。とはいうものの長い人生、熟考を重ねる必要があるときもあります。どっちも大事なんでしょう。

 アレッ?なにが言いたかったんだ…)

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 鳩待峠は人がいっぱいだった。とくに中学生が体験学習かなんかで、なん校がそれぞれ大型バスで来ており、一般客を含め大勢の人、ヒト、ひと…。

 生徒さんはきっちり列を整えて腰をおろし、先生がメガホンで言う注意事項もしっかり聞いていた。礼儀正しい。

 なのに私といやぁ、彼らをオモテで感心するもウラ(内心)ではため息ついていた。思ってはならんことを思っていた。「わずらわしい」…(一瞬でもそう思った自分を恥じました)

 つまり、ひとりがやっとの坂道(自然保護のためほとんど木道)では、カメはウサギをよけねばならぬ、人数が圧倒的に少ないカメいっこう(ふたり)はウサギごいっこうをよけて待たねばならぬ(そのために道をはずれることも。しかし自然は保護しなければ。私は、なかなか焦点の定まらぬ目であるが小さな高山植物を踏まないよう気をつけた)から。

 

 道は長く続いていた。目的の“山ノ鼻”はまだか…まだか…。

 追い越されたり行きかうのは、5、6人編成の中学生グループだけじゃない。ケタ違いのツァー客にはウンザリした(このときは恥じなかったけど)。

 一般人の4、5倍はかかったが、はるかな尾瀬に着いた。

 

                   ちりとてちん

 

77 ふきごま

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美しいです。

いろいろな色で折れます。

折り方は簡単で、同じ形のものを6個(枚)折り、組み合わせるだけ。

 

“ふきごま”といいますが、対象角を手で支え、息を吹きかけるとクルクル回ります。

 

 

 

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