カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

カメキチの目(2016.2.25 喫茶去③)

 

                                                  カメキチの目

              f:id:kame710:20150902114233j:plain

   

 

 

 

 

 さきの本で著者は、生命(いのち)を“流れ”とみることのたいせつさを説いている。

玄侑さんは博学で、生命学者の福岡伸一さんの「動的平衡」という生命の概念・考えを紹介し、仏教と科学の共通点も説いています。

『色即是空 空即是色』という有名な言葉がある。

 著者は、“色”とは身体=一時的に固まった淀んだモノ=目に見えるモノであり、“空”とは生命=流れ=目に見えないモノといい、それらは一体だと説く。

注意しなければなりませんが、ここでは“身体”は“心”を含むもの、広義でとらえられております。よく言われる“心”に対する“身体”ではありません。

 つまり、(ヘリクツに聞こえるかもしれないが)

 現実の生は、  

  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 生命(いのち)は目には見えない流れであり、一時的にというよりか、瞬時というほうがいいでしょうね淀んで固まっているから、目に見えている。

 つまり、身体としてあらわれている。

 そんな“色”は、じつは“空”、つまり目には見えない流れそのもの=生命(いのち)なのだ。

“流れ(生命)”が瞬時には固定されて“身体”として現れているのですね。

 身体は生命(いのち)そのものなのだ。

 お茶をのんでいるとき、それを感じる。

 

 身体の声に 耳を澄まそう     

                      f:id:kame710:20160205142652g:plain

 ------------------------------------

 

                    ちりとてちん

<