カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2018.1.1 和気兆豊年

                                                  カメキチの目

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         和 気 兆 豊 年 

             ーわき ほうねんを きざすー

 

 

 新年、おめでとうございます。

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 本来は、昔の中国の易学でいう「陰」と「陽」のバランスがとれた状態が「和」。

「陰」と「陽」のバランスがとれる予感・予測(「兆」)があれば、そういう年は豊年万作になる、という意味らしい。

「陰」と「陽」というと、感覚的には‐と+、裏と表、ネガティブとポジティブ…というふうになりやすいけれど、ここでは天地自然の気候を指し、豊かな実りには雨の日も晴れの日も必要ということ。

 (でも、そういう自然界の現象は人の世、社会にもいえそうですね)

 

「和」は、「平和」の「和」。

「なごやか」の「和」やか。

ニッポン国、「和(倭)国」の「和」。

ついでに、「和して同せず」の「和」。

 

めでたい正月なのにトランプのことは書きたくないけれど、ことしの6月、国連気候変動枠組条約(UNFCC)はアメリカを代表した彼がパリ協定から脱退すると決めたと発表しました。ますます世界的な「温暖化」が進み、異常気象が爆発しそうです。

(このところの世界的な天候不順《50年、100年に1回とか》を想うと「陰」と「陽」のバランスがとれていないのでしょうか)

彼は人の世、社会の「和」「輪」だけでなく、自然・天候まで断ち切ろうとしている。自然を壊し、収奪することにより、人間いがいの多くの生命まで絶やす。

 

それにしても、漢字というのはすばらしい文化だと、「和気兆豊年」のような文字列に出あうとしみじみ感心します。

いくら、世界は、地球は一つ、言葉の世界標準は英語だ、オリンピックも近いことだし「インターナショナル」、国際人を育てなければ…というのもたいせつかもしれないですが、日本語も漢字もたいせつにしたいですね。

 

 

 

                   ちりとてちん

 

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