カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2017.2.28 宇宙無双日 乾坤只一人

                                                  カメキチの目

f:id:kame710:20171029114701j:plain

 

 禅語です。

     宇宙無双日 乾坤只一人

    (うちゅうにそうじつなく けんこんただいちにん) 

 

 口にするだけで心が宇宙に向かってひろがり、日々の悩みがごく小さく感じられ、そのうち泡となって消えてしまいそう。

もちろん、それは「錯覚」というものです。禅語は魔法の呪文ではありません。

でも、となえてみる価値はありそう。

それに、何か気づくことあれば「もうけもの」。

 

禅の言葉はたいてい漢字ですが、禅語に接すると私は漢字のよさを実感します。

音読みすれば、なんか自分がエラくなったような気分になります(その断言した表現、スパっとした語感が気もちいい)。また、声に出す(音読)と体にいいらしい。

 

 宇宙が無限に広大だとはいえ、お日さま(太陽)は二つとない。

 同じように、世界(いや、宇宙)広しといえども、「私」はわたし。ひとりしかいない。

 ということは、私は太陽なのだ。

地球上(地球外も)の生き物(無生物だって)も、すべては宇宙と同じ構成要素・元素で成りたっているとどこかで聞いたことがあります。

人間は太陽とは比較の対象にはならないほど小さいし、長生きではないけれど、本質は同じだと思う。

 

                         f:id:kame710:20180216122659g:plain

 そうはいっても、太陽のように自らが光りかがやく恒星は、宇宙には限りなく存在する。

 それに、自分という人間だけが、太陽なのではない。

太陽、つまり人間は地球にいっぱい存在するし、ほかの生き物も無限に存在する。

「無限」だけど「有限」な自分の存在。

 

一人ひとりが自ら光り輝く太陽。

といっても、自分が中心(不動)で、他人が惑星であるわけではない。

勘違いしないよう気をつけたいです。

 

                 

               ちりとてちん

<