カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2018.12.7 みんなちがって みんないい

 

 

みんなちがって みんないい

 

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先日、録っておいた地域番組をみて「すばらしいなあ」と思った。

誰でも訪ねられ、一般の人向けでは国内最大の天体望遠鏡を持っており、とっても人なつっこい館長の星も人もだいすきな先生の話をきけ、話せる兵庫県立大学西播磨天文台」のことを報じていた。

番組は、その先生とここを訪ねる大勢の人々(老いから若き、幼児まで幅ひろい世代。兵庫県人でなくてもいい)との交流を温かいまなざしで伝えていた。

 

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その先生は、見学の人たちにも、見あげる夜空の無数の星たちにも、ことあるごとに「みんなちがって みんないい」と言っておられた。

常に星を観察している「星だいすき先生」ならではの言葉。

(先生は、金子みすずの「わたしと小鳥とすずと」の詩を知っておられたのだろうか。

それとも、満天の星たちをながめてひとりでにそうつぶやかれたのだろうか)

 

ご本人は、いまでは立派な天文学者で、真剣に「宇宙人」を探しているが、少年のころは長い間、引きこもっていたそうだ。「引きこもり」が続かなかったのは、あるとき、星空をみあげ、星空の美しさにとりつかれたことのこと。

(天に宝石のように輝く無数の星を見ていると、引きこもっているのがもったいなくなったらしい)

 

何べんも繰りかえされる「みんなちがって みんないい」を聞いていたツレが、みんながそう思うと「人種差別なんかなくなるのに…」と言った。

移民問題を聞かない日はない世界。

さまざまなたいせつな問題があるにしても、

世界は一つになりつつあると実感する。 

 

                             ちりとてちん

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