カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

2020.2.28 『不自由論』①

カメキチの目 「自由」「平等」「博愛」。 フランス革命の標語のようなことをよく言うが 深く考えたことはない。 深く考えなくても、これらの反対「不自由」「不平等」「偏愛」はイヤだ! 私はこれらの言葉の「安売り」屋みたい。 言葉のイメージ、気分や感情…

2020.2.25 早春の植物

カメキチの目 先日、植物園に行った。 そこはとても広い敷地で、野外にはいろいろな木や 草花がいっぱいある。 久しぶりに身体の中の自然、野生を解放した。 草花や木。どうしてこんなにいいのだろう! ちりとてちん

2020.2.21 業

カメキチの目 前に西行のことで、こう書いた。 (人間は)「花や月を愛でながらも殺戮する」。 その記事のBコメントの中に、敬愛している読者よんばばさんから(人間の) 「業の深さ」という言葉があった。 「業」は自分にとって10の気になる言葉の一つに入…

2020.2.18 『日本文化をよむ』 ⑤芭蕉

カメキチの目 ⑤ 芭蕉 はじめに引用を。 【引用】 1 西行から利休を貫くもの 芭蕉の「無常」 芭蕉が世の無常を強く意識した人であったことは、たとえば 「頓(やが)て死ぬ けしきは見えず 蝉の声」という『猿蓑』の句にも 見てとることができる。… 2 「わび…

2020.2.14 空がなかったら

カメキチの目 益田ミリさんの『しあわせしりとり』を読んだ。 この若い女性(といっても、わが娘よりちょっと上くらいだろうか) のエッセイはツレが好きだ。 彼女が図書館で借りたのにつれられ、これまでも 数冊読んだことがある。 著者のいまの生活、子ど…

2020.2.11『日本文化をよむ』 ④世阿弥

カメキチの目 ④ 世阿弥 まずは引用から。 【引用】 1 無常と「飛花落葉」 世阿弥は…「飛花落葉」という言葉を好んで用いた。 そこからも、世阿弥のなかに兼好と同様に深い無常への思いが流れていた… 2 室町文化と世阿弥の能 世阿弥は、…我見の対極にある離見…

2020.2.7 『日本文化をよむ』 ③長明と兼好

カメキチの目 ③ 長明と兼好 『方丈記』の鴨長明(鎌倉時代初めに没)と『徒然草』の 吉田兼好(室町時代初めに没)。 本を読むまで、二人の遁世者の「遁世」という 世の中からの遁れ方に、こんな違いがあったとは まったく知らなかった。 【引用】 長明と兼…

2020.2.4 『日本文化をよむ』 ②親鸞

カメキチの目 ② 親鸞 この本には6人の人物があげられている。 ほかの5人は「日本文化」というとき、必ず とりあげられそうだが、親鸞がなぜ?と私は訝った。 先に引用を。 【引用】 〈徹底した「悪」の自覚〉 親鸞一人がため 阿弥陀仏が五劫という無限に長い…

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