カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

2021.9.28 『人はなぜ宗教を必要とするのか』‐後‐

前回の続き(終わり)です。 第4章は略し、第5章、最後の第6章へ ーーーーーーーーーー ‐5⃣‐ 「〈第5章 「凡夫」という人間観〉 「凡夫」という言葉は、自分について使う言葉であり、他人を見て、あの人は「凡夫だ」、 といういい方はしない … 「煩悩」とは…

2021.9.24 『人はなぜ宗教を必要とするのか』‐前‐

『人はなぜ宗教を必要とするのか』 阿満利麿・著 1999年出版と古いのですが、宗教には新・古などほとんど関係ない。 とてもすばらしい本だった。 (長くなりますが、本の流れにそい、そのつど感想など書きます。 大きく1⃣から6⃣までの六つに分け、きょうは1⃣…

2021.9.21 犬も食わない

まったくつまらないケンカをした。 (双方の言いぶんが激突する、といったドラマチックなものじゃない) 「イヌも食わない…」というけれど、ド当たりしている。 (当事者には一大事であってもこれほど他人に「どうでもいい」ことはない) まったくつまらなく…

2021.9.17 土偶

いまも手が震えてくるような気もちです。 土偶。 (グーグル画像より) 著者、竹倉さんは上の写真のような土偶(これは津軽半島の亀ヶ岡遺跡の「遮光器土偶」。 「シャコちゃん」といって当地のユルキャラのように可愛がられています)について何なのか? と…

2021.9.14 「何もしないことの罪」

「何もしないことの罪」 衝撃をうけた。 (法律的には「不作為の罪」という。が、ここでは法律的にどうのこうのというのではありません) NHK敗戦ドラマ『しかたなかったと言うてはいかんのです』に出た言葉。 ---------- 番組のホームぺージには…

2021.9.10 不雨花猶落…

不 雨 花 猶 落 無 風 絮 自 飛 (あめならずして はななおおつ かぜなくして いとみずからとぶ) 雨が降らなくても花はいつか落ち、風が吹かなくても絮(柳の種で白い毛があり「柳絮」 リュウジョと呼ばれる)は、自ずととんでゆく、ということ。 (グーグ…

2021.9.7 生物多様性はほんとうに必要なのか?

愛読する爽風上々さんのブログで紹介された本 『〈正義〉の生物学 トキやパンダを絶滅から守るべきか』 山田俊弘・著 を読んだ。 読んで満足まんぞく…、ほんとうによかった。 本の内容は、爽風上々さんのブログ sohujojo.hatenablog.com がすばらしいので、…

2021.9.3 「予測不能な多重的な学び」ということ

たまたま見つけた『ものが語る教室‐ジュゴンの骨からプラスチックへ』が とてもおもしろかった。 著者は盛口満さんといい、現在は沖縄大学の学長。 世界でいちばんと尊敬するお父さんが理科、化学の先生で、生徒さんたちが理科に 興味をもってくれるようにと…

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