2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧
ひろさちやさんという仏教(学)者の説く仏教はとてもわかりやすいので ときどき読みたくなります。 (わかりやすい、やさしい道理でも私はすぐ忘れる。ときどきは強制的にでも 外から吹き込まなければならない) 『わからないことがわかるということが悟り …
『14歳からの哲学入門』 飲茶 著 (「飲茶」は「ヤムチャ」。著者名です) 14歳といえば中学生。 哲学は、日本は中学校にも高等学校にない。 この本を読み終え、哲学は「あったほうがよい」でなく「あるべき」だと痛感した。 (個人差はあっても誰でも哲学的…
『暮らしの手帖』という昔から長く続いている生活雑誌からのエッセイ集 『居心地のいい場所へ』という本の中の二つの話がとてもよかった。 (グーグル画像より 写真は「3」とありますが、紹介のエッセイは「2」だったかもしれません) ーーーーーーーーーー …
遠い昔の本や映画の内容、あらすじなど余程の印象がないと忘れている。 数少ない覚えていることにチャップリンの映画のセリフ(字幕)がある。 若いころ観た『ライムライト』の中の言葉、 「人生に必要なのは、勇気と想像力、そして少しのお金」 (人生に絶…
気になりながらも忘れていた事件を扱ったルポルタージュがあるのを最近知り、 読んだ。 『43回の殺意-川崎中1男子生徒殺害事件の深層』 石井光太・著 という。 作家の宮部みゆきさんが本の帯に 「自分がこの事件の細部の多くを誤解していたことに気づいて…
「正義の味方が苦手」という書名に惹かれて読んだ。著者は古市研寿さん。 『正義の味方が苦手です』 (「グーグル画像」より) 「正義の味方」という言葉を聞くことはさすがに大人になってからはないけれど、 子どものころは『月光仮面』などのヒーローが自…
これからのアメリカ大統領はトランプに決まった。 アメリカの二大政党というのはどっちになっても政治自体はあまり変わらない。 (政治というのは「政策」が問われるからそっちがいちばん大切なことで、人柄はどうでもよい のかもしれないが、ただ、あちこち…
『苦しくて切ないすべての人たちへ』 南 直哉・著 (グーグル画像より) いまの自分は幸い「苦しくて切ない」ことはないけれど、いつそうなる かもしれない。 著者南さんは恐山のお坊さん。 (まだ中学生のころから自分が生きているということ、自分の存在に…
今日は残りの三話。 「〈道徳の手がかり〉 (これも話の具体的な内容はほとんど忘れており、メモしたとこだけ紹介します) 高度成長期で育った自分の来し方をふり返り、著者はその特徴を四つ挙げてみる。 ①生活が物質的によくなった ②すべての欲望が肯定され…