カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

本を読んで

2022.7.19 「国葬」に絶対反対

(きょうは『ポストコロナ期…』の「後」を書く予定でしたが、「国葬」というニュースを知って 啞然としたので、そっちにします) 一国民の私は絶対に反対です。 ーーーーーーーーーー 安倍元総理が銃弾に倒れるという事件のとき、 『刑事弁護人』 薬丸岳・著…

2022.7.15 『ポストコロナ期を生きるきみたちへ』-前-

コロナは感染が急激にふえてきて「第7波」に入ったようだ。 ニュースで東京や大阪では1万人をこえたと報じられても、以前のような緊迫感は 感じられない。 (その正体がよくわからず、感染力におびえていたころとは違う。 不明なことはたくさんあっても、い…

2022.7.5 『禅僧が教える 心がラクになる生き方』

『禅僧が教える 心がラクになる生き方』 南 直哉・著 という本を読んだ。 とてもやさしいわかりやすい内容で、自信をもって薦められる本です。 (近ごろでは前に書いた『人間が生きるってこういうことかしら』以来のことでした) あまり多くはないので、初め…

2022.7.1 「分人」という人の見かた

老いれば自分が何者か、どれほどの者かがだいたい見えてくる。 意外な自分を「発見」して驚いた、という若いころのような胸の高鳴り、 ちっともない。 意外な自分を感じることは滅多に(というよりほとんど)ない。 ーーーーー いつだったか平野啓一郎さんと…

2022.6.28 人間は考える葦?

5.3に「在るものを愛すること」という記事を書いた。 前田英樹さんが書かれた本の感想で、道徳や倫理というものについてのもの。 その本で初めて考えたこともあり、またこの人の本を読んでみたくなった。 見つけたのは 『独学の精神』 という。 この中の一つ…

2022.6.24 『人間が生きているってこういうことかしら?』

写真(バラ)記事のとき、生きものの命をたいせつにする「生命誌」という研究、 啓発の活動をされている中村桂子さんと、死にゆく人の看取りをされる訪問医の 内藤いづみさんとのステキな対談本、 『人間が生きているってこういうことかしら?』 のことを書…

2022.6.21 皮 膚

「足の裏など自分の身体を、他人からくすぐられたらこそばくてたまらないのに 自分でやったらマシなのはどうしてか?」 ありふれた不思議なことは身近にいっぱいだ。 (ただ、子どものころ感じた「不思議」の多くは、忘れている。 不思議なことを忘れず、探…

2022.6.17 「中流」のごまかし-後-

きょうは③について。 ーーーーーーーーーー 【引用】 「③〈階級格差をどう縮小するか?〉 まず近代産業の基幹産業、たとえば製鉄、自動車や電子部品の製造などを、個人企業が担うことは 不可能である。旧中間階級が手がけることができ、大企業と対等に競争で…

2022.6.14 「中流」のごまかし-前-

はじめは①と②です。 ①〈まえがき〉 新型コロナ禍の直撃を受けたのは、まず非正規労働者、そして自営業者や個人事業主だった。 ここに新型コロナ感染症の「階級性」があらわれている。 … 一般に現代社会には、資本家階級と労働者階級という二大階級のほかに、…

2022.6.10 「中流」かぁ…

日本銀行のトップ、黒田総裁が、これぐらいだったら庶民は値上げしても たいして痛みを感じずガマンするだろうというような発言をし、 大きなヒンシュクを買っている。 あまりに明快でわかりやすいことを発言したことに、本人は後悔しているだろうが わかり…

2022.5.20 遊び、スポーツ

最後の③は「遊び」、「スポーツ」。 この本では、それらの原型も狩猟採集時代に遡れるという。 いま私たちが「遊び」、「スポーツ」といっているものの起源も狩猟採集生活に あるとのこと。 ニュースで「eスポーツ」というコンピュータゲームを知って (「グ…

2022.5.17 バイオフィリア

② バイオフィリア (ネットによると「バイオフィリアとは、「バイオ = 生命・生き物」と「フィリア = 愛好・趣味」を 組み合わせた造語…生物・あるいは生命のシステムに対する愛情) 日本語で簡単にいえば、「生きもの好き」ということ。 多かれ少なかれ、…

2022.5.13 ホモ・モビリタス

生きるということは「今・ここ」にいる自分を生きること。 なので、「今・ここ」をたいせつに生きなければならないのだ。 と、エラそうなことは言えるのは気もちが落ちついているときだけのこと。 ケンカで感情がたかぶっているとか心配事があるときなど、情…

2022.5.10 『歴史と人生』

お名前を知って以来、ずっと気になっていた方(いまは故人)がおられ 最近、その方の本を読んだ。 半藤一利さん。 『歴史と人生』という新書。 2018年出版なのでそれほど古くはなかった。 折々の重要な(結局は個人の人生に影を落とすけれど直接は目に見えに…

2022.5.6 スズメ…

今月10日からの1週間は愛鳥週間(バードウィーク)。 それに合わせたわけではないが野鳥(といっても身近な三つの鳥)、スズメ、ハト、 カラスについて書かれている本を、おもしろくて2冊も続けて読んだ。 『身近な鳥の生活図鑑』 三上 修・著 『スズメの少…

2022.5.3 在るものを愛すること

ただある(いる)こと、ただ存在する(している)ことの不思議や神秘を 感ずることは誰にもあるだろう。 私にもある。 静物画。 テーブルの器に盛られたリンゴを描いた静物画というのは、その絵のまん中は リンゴなので主役はリンゴかもしれないが、今ここに…

2022.4.29 〈人様〉という考え方は重要である

「歩いていたら道に何か落ちていた。何だろう? 財布のようだ。拾いあげたまでは自然な動作だったが、 次には反射的にあたりを見まわし、誰もいないのを確認し、財布の中を見た」 ネコババするか?警察に届けでるか? それとも、中の額によって決めるか? 拾…

2022.4.26 してはいけないことがある

昔に読んだ河合隼雄さんの本に、「なぜ援助交際はいけないか?」といえば それは理屈の問題ではないと、穏やかなこの方には珍しいくらいの厳しい言葉で 述べられていた。 殺人を犯した少年が、「どうして人を殺してはいけないの?」と言ったという。 (プー…

2022.4.22 新聞離れ

きょうは残り二つのことです。 (②と③) 初めに引用を。 ---------- 【引用】「②〈活字離れ〉 新聞には、巷の殺傷沙汰と国家間の争いや国会審議といった情報を、一望俯瞰できるという長所がある。 本や新聞を読まない時代の知は、検索的な知しか涵…

2022.4.19 『路地裏で考える…』

本を読んだりテレビを見ていたら、ある言葉や文章、セリフ、考え(方)に出あい 気になることがある。 それが刺激となって、膨らんでいくこともある。 (ときには膨らみ過ぎ、元の全体的な主題からはずれ、そっちを忘れることも起きる。 それどころか《読書…

2022.4.5 理性を越えたこころの世界 

戦争は国家が公的に認めた殺人。 国が認めようが認めまいが、殺人を行う個人、加害者の心は平和な国での人殺しと 何ら変わらない。 感情を麻痺させねば、自分の心を押し殺さなければ、とうてい人を殺すなんて 出来ない。 ブチャでの大虐殺、「感情麻痺」させ…

2022.4.1 『こころの人類学』

「弱肉強食」という論理。 人間も自然の存在だから、強い者が弱い者に勝つのは当然、弱い者は強い者に 従えばいい、という考え方がある。 (「強い」「弱い」は、「暴力」「権力」「金力」など「むき出しの力」をイメージさせる。 しかし、いまは何を「強」…

2022.3 3.29 「不知為不知、是知也」

(また「折々のことば」から) 孔子の言葉で、「不知為不知、是知也」という。 【引用】 「不知爲不知、是知也、 「知らざるを知らずと為(な)せ。是(こ)れ知るなり」。 孔子『論語』…から 自分はこういう世界、このような問題があることをこれまでずっと…

2022.3.25 戦争が一刻もはやくやむように

ウクライナのこと。 戦争がどうして起きるのか? 起きたらどうなるのか? ということが一目瞭然だ。 次の言葉に、一人ひとりが自分のこととして、政治を考えることのたいせつさを 痛感した。 【引用】 「理解すべきは、このシステムは悪人が悪意をもって動か…

2022.3.15 「なりゆき」と「すでに関係してしまった」

また森絵都さんの小説を読んだ。 『風に舞いあがるビニールシート』という短編集の文庫本で、 なかに『犬の散歩』という作品があり、日常にありそうな話で印象に残った。 ここで、人生における「なりゆき」と「すでに関係してしまった」ということを 強く思…

2022.3.8 善かれとしたことが…

最後のきょうは、 ④「善の懴悔」 (「懺悔」:キリスト教などでは「ザンゲ」と発音しますが仏教ではよく「サンゲ」といいます) ーーーーーーーーーーー ④「善の懴悔」 【引用】「善の懴悔 倫理や道徳の世界では廃悪衆善が目的となるが、…廃悪衆善の〈あと〉…

2022.3.4  だれも「悪人」として平等

きょうは②と③を書きます。 ② 自分自身の人間的成長のために (「代受苦」という言葉を知り、とても心に響いたのでこれも書きます) ③ 人はだれも「悪人」として平等 ーーーーーーーーーー ② 自分自身の人間的成長のために 【引用】 「業思想はあくまで主体的…

2022.2.22 風景をみなおす

旅は、非日常的な世界に身をひたすことで何かを感じさせてくれる。 (「絶景」もその中の一つ) 温泉に身体をひたし、湯を手ですくいながら思う。 地中ふかくしみ込んだ大昔の雨が火山や(火山がなくても)マグマに温められ、 地層に含まれているさまざまな…

2022.2.18 「風景」とは

目をつぶっているとき以外、絶えず「風景」(「景色」、「景観」、「光景」)は 目に映っているはずだ。 「風景を見る」というのは「息する」みたい。あえて意識してみなければ見えない。 「風景」は、普段、日常のなかではほとんど「背景」(「後景」)にな…

2022.2.15 「ホームステイ」

「ホームステイ」。 外国留学や、体験学習などの目的でふつうの家や民宿に短期間泊ることを 私はイメージする。 で、「自宅に閉じこもりましょう」といわないで「ホームステイしましょう」と コロナ禍でうるさいほど叫ばれたのには、ちょっと違和感を感じた…

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