カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

カメキチの目(2014.6.30 それ。イエローカードでしょ!)

 

  ♭ おたずねくださり、ありがとうございます 

  

 (ブログパーツUL5人目の方)

 

 

 わざわざ話すことでもないが(で家でも話さなかった)、忘れかけていたことを思い出した。

 いつもの日帰り湯に行ったときのこと。少しイヤなことがあった。つまらんと言えばまったくつまらないことだが、世の中けっこう、こういう身近な出来事がその後の一日を幸福な気分で過ごせたり、そうでなかったりするものである。

 そういうウツ気分、心のひっかかりが原因で取りかえしのつかない事態を引き起こすことだってある。

 

 (話せばこうである)

 妻が気をきかせ、食事などの支払いで私がとまどわないようプリペードカードを買い、持たせてくれた。プリペードがもの珍しく、「残金照会」機能をしてみた。

 券の自動販売機にカードを通した。ピピィ!「10500」と表示。安心した。

 そこまではよかったが、カードの返却がわからない。焦った。「返却ボタンはどこだ?お客さんが来たらどうしよう」。見当をつけたボタンを押してみたが、みなハズれ。背に腹は代えられぬので、恥ずかしかったが意を決し、少し離れた受け付けカウンターへ行った。

 問題は、そのときの若い(若いかどうかはまったく関係ない)女性スタッフの対応である。

 不愛想ながらわざわざ機械のところまで来てくれ、上部の取り消しレバーをガチャリ。カードは戻った(不覚にも私は上を見なかった)。

「ありがとう」。それはよかったが(で、文句を言う筋合いはないのではあるが)、彼女の不愛想は続き、「どういたしまして」と言うことなくサッサと戻っていった。その後ろ姿で彼女は告げていた。「こんなことで呼ぶなよ、オッサン」。

 

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 その話を思い出させた出来事が、2,3日あと起きた。

 近くを走る2輌だけの電車に乗り、ある駅で降りたときのこと。

 この駅は小さいが、切符に代わって最新のICカードが使えるよう、改札のすぐそばに読み取り機械が据えられている。こっちは妻といっしょなので、歩行もカード操作もおぼつかない私に代わり、彼女がやってくれる(大きな駅の改札は自分でする)。

 で、改札から出たとき、50代くらいの駅員さんに呼び止められた。いぶかしげな顔で「切符は?」とおっしゃるではないか(こんなことはじめて)。

 われわれはあ然としたぞ!一瞬、何を言われているのかよくわからず、ふたりで顔を見合わせた。

 とうぜん、すでに画面にあててピピィとやったICカードを見せた。そういうわれわれの動作確認不足の駅員さんがワルイのだ。

 問題は、そのあとの態度である。彼は謝りもしなかったし、「どうも」(ドーモくんでも言うぞ)とも言わなかった。

 

 ムカッ! 

 ときたときは、もうすでに駅を5メートルくらい離れていた(一連の流れを理解するのに数秒おくれた)。私ひとりなら、わざわざ戻ってでもぜったい抗議した。

 

                                ちりとてちん

 

 

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