カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

カメキチの目(2014.9.14 災害列島日本)

 

  ♭ おたずねくださり、ありがとうございます 

  

 (ブログパーツUL5人目の方)

 

                       

 

 ある晩。こっちは食べているのに、テレビの向こうでは被災した人びと…。

 何が起きたのか。被害をまだしっかりとは受けとめられず、ただ、あてがわれた学校の体育館や公民館でなすことなく時間を過ごす(つぶす)のはやり切れないだろうと思う。そして、自分が害を及ぼしたわけではないが「すみません」と謝りたくなる。

 とても「がんばってください」とは言えない。

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 ある晩。妻が言った。「(避難場所の)床にせめて畳とか敷いたらラクなのに…」

 だだっぴろいばかりだけの体育館や公民館。被害者のみなさんが少しでも快適に過ごせることが、被害に遭わなかった者のつとめである。

 それに体育館や公民館はすぐに行けるのだろうか。そういう便利な位置にあるのだろうか。

 専用の避難住宅があればいい。 

(戦争のときには「防空壕」があった)

 

 日本国は、言わずと知れた「災害列島」なのだ。

 国は法律を変え、「モーレツ」・「ン十年(ン百年)に一度」・「チョー大型」と言い、「早めの避難」と呼びかける。けれど、言うばかりである。

 まるで「…だから気をつけろよ、と言ったがね」と言い、災害に遭ったのは逃げなかった・逃げるのが遅かった「あんたが悪い」、と、こっち、国民に責任を転嫁しようとしているみたいだ。

 

 原発事故は100歩ゆずり「想定外」だったとしても、日本列島は台風・津波・土石流…に必ず遭う。

 誰かが、「私はほんとうにウンが悪かったもんだ…」ということに遭遇して嘆くのは避けられないかもしれないけれど、あそこに住んでいたらいつかは裏山が崩れて…、というのや、大波が打ち寄せればもって行かれる、というのは防げるのだ。

                         

                                ちりとてちん

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