カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

カメキチの目(2014.9.18 独立①)

 

  ♭ おたずねくださり、ありがとうございます 

  

 (ブログパーツUL5人目の方)

                       

20XX年Y月Z日。

「臨時ニュースを申しあげます。耳をかき回し、よく聞いてください。エ~本日、沖縄県が日本国から独立しました。新しい国名は『新琉球国』といいます」

 ウソ(かジョーダン)と思った。

 ら、やっぱりそうだったが、いい夢を見た。

 

 スコットランドの独立のニュースを聞いて、沖縄を思った。

 沖縄が独立したら、いちばんにアメリカ軍基地をなくすだろう。

「ご存じのように、過去、長きにわたり沖縄はアメリカ軍に苦しめられてまいりまし  た」

「この基地問題をめぐり、『ウチナンチュー』と自らをよぶ沖縄人がいちばんとまどい苦しんだのは、『だったら、基地を他府県にうつせばいい、アメリカ軍をどこかで引き受けてもらえばいい」という議論でした」

「沖縄の人びとは、『自分たちがイヤがるものは他でもイヤがられる』、それがわかっているから自分とこのアメリカ軍基地を日本のどこかへうつすことはしなかった…」

 

 小学生でも首をかしげる日米関係の理不尽。

 親分と忠犬ハチ公みたいな関係を打ち破り、ほんとうに基地をなくすには、あのときの『返還』では甘かった。ぬるかった。

 かつて『安保反対』『沖縄返せ』と声をからしていたのに、私は今やこのザマ。

 テレビに沖縄の基地が映し出されると、手で目をおおい、指のあいだからそおっと画面をみる。基地問題は永久歯に刺さった魚の小骨のようなものである。何かコトが起きるとズキズキ痛む。卑怯な私である。

 あのとき、『独立』という手は思いつかなかった。

                 

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                               ちりとてちん

 

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