カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

カメキチの目(2014.10.12 紅葉の記②-食事編)

  

  ♭ おたずねくださり、ありがとうございます 

  

 (ブログパーツUL5人目の方)

  

 

 バスは、はじめ街中そのあと郊外なので、よく整備された道を走った。

 そういうところでは、♪「いなかのバスは オンボロバスよ~」というナツメロが思い出された。余裕である。

 が、そのうち山道に入り、カーブに次ぐカーブ。ピンカーブもある。ダルマさんみたいにゴロンといくのは恥ずかしい。で、焦る。身体を支えるために握りしめた両手には力が入る。顔からは冷や汗…。

 1時間半耐えた。

 そして、到着(ヤレヤレ…)

                          

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 着くまで、ほとんど床に目を落としていたのでわからなかったが、山肌一面、みごとな紅葉である。

 たとえがヘンだけど、浦島太郎でおなじみの竜宮城はこんなところだったのか。

 ともかく、色の輝きをこれほど力強く感じる経験はふだんの生活にはない。

 

 ところで、私たちは、温泉ときどき紅葉(いや「紅葉ときどき温泉」)の口である。で、目的・することは二つなのだが、登りたい。が、

 いくら登りたくても、山道は凸凹だらけ。人ひとりが精いっぱいの狭さ。絶対、妻が支えてくれなきゃ転倒する。

 朝。食堂の窓から円陣組んでストレッチ体操するグループ、さっそうと出発する人たちが見えた。彼女に気づかれぬよう唇をかむ。

 ヂ・グ・シ・ョ・ー…

 

 それにしても、天気には恵まれた。ありがたかった。こんなにありがたくていいのだろうかというほどありがたい。

 山は急変しやすいとよくいわれる。それが、みんなタイミングよく、あるときは、数秒の差でドシャ降りにあうところだった。

 朝早く、霧が深くて幻想的な風景だった。いったんその霧が集まり粒となってちょっと濡れた。が、私は山の経験が豊かである(と、過去の栄光にしがみつく)。その経験によればそのうちウソのように晴れるはず。で、そのまま霧の中を進んだ。

 予想どおり太陽は現れ、光が山肌、木々の幹・枝・葉っぱ、道端の草花と照らした。まさに「天然総カラー」の世界を現出させたのだ。

 

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 ところで、ところで。

 きょうの本題は食事でした。が、長くなり、食事の話は次にします。ゴメンなさい。

 

                               ちりとてちん

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