カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

カメキチの目(2014.10.23 世界は美しい②)

  

  ♭ おたずねくださり、ありがとうございます 

  

 (ブログパーツUL5人目の方)

            

 

  そういえば、“ビ”。“美しい”というのは、言いかえれば、一種の“お気に入り”みたいなもんではないか。つまり、好みである。

 と、私は考えた。

 

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 妻はキラキラするモノ(物=ブツ)が好きだ。

 しかし、指輪は持っていない。私が贈らなかったからである(エラそうに言うな!)。結婚当初から低所得者であったので、結婚指輪なんて思いもしなかった。

 後年、「欲しかった」と聞くと、映画『三丁目の夕日』の主人公のように、カラでいいから宝石箱だけでも贈ればよかったな。

 

 それはいいが、彼女は自分の机のまわりや寝床にそういうキラキラ(誕生プレゼントに娘からもらった、光をはね返し虹を振りまくガラス玉もその一つ)を飾り、とても満足そうに眺めている。キラキラだけでなく、100円ショップで買った“お気に入り”もいろいろある。

 それらのどれもが、「買って、買って…」と呼びかけてきたと言う。モノなのにしゃべったらしい。そういうおとぎ話みたいなことをまじめに言う。見あげたものだ。

 

 残念なことに、私に「買って買って」はまだ現れ出ない(心の声に静かに耳を傾けていよう)。

 が、世界は美しいと感じることはある。

 

                               ちりとてちん

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