♪ おたずねくださり、ありがとうございます ♯
2014年も、残すところ半月を切った。2014年は2013年よりも、少しはかしこくなったか? 成熟したか?
と、一年をふり返ってみようとしたら、夕べみた2時間サスペンスで聞いた言葉が心から離れず、それを書くことにしました(そっちのほうが気がきいている)。
Yさんというタクシードライバーの主人公は、ある日、知りあった女性にきかれる。「親として、あなたは子どもに何を残しますか?」というようなことを。
その女性、Nさんは、物語のあとで判明することになるが、彼女にも子どもがいるが、ある事情でいっしょに生活できない悲しい過去があった。
Yさんは、しばらく考え、答えた。「地図を残してやることですかね。親としての私が、いつどこでどんなことを思い、考えてきたかを…」
“地図”か。“地図”ときたか。
いままで、そういう観点から人生をふり返ったことはない。
ドラマが終わり、しばらくはボーと考えた。
われわれは地図をつぶしながら生きてきたといえる。それは、自分だけの足跡をのこすことである。
地図に人生を表す。表したら、話す。
私は親の過去をどれだけ知っているのだろう。
知ろうとしない限り、親の人生は渚の砂つぶのように、くり返し押しよせる波によって、軽く、永遠に消されてしまう。そして、聞く者はだれもいない。
親子だからできる、というか、親子しかできない。
きょうはまだ、父(母)の、あのときの態度・選択はゆるせない。が、理解できるよ
うになるかもしれない。
いずれ、ゆるせるようになるかもしれない。
11 ヒコーキ
紙飛行機。いちばん簡単なやつです。
じっさいは広告紙で折りました。
滞空時間とか飛んだ距離を競います。
ちょっと折り方に変化をつけるだけで、飛ばし方を工夫するだけで、飛行が違うのです。
人生でだいじなことはすべて、紙ヒコーキから学んだ。