カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

カメキチの目(2015.5.23 ついに行ってきました)

 

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   おたずねくださり、ありがとうございます 

  

   

 

 

 

 俳優・火野正平さんは自身の人気番組で、「人生くだり坂。ゆっくりのんびり…」という。

 たしかに、40を絶頂期・てっぺん・いちばん高いところとすると、そこからは下る一方だ。

 

 人は老いると、懐旧の念が増す。イヤだったこともなつかしくなる。

  先日、思春期時代を過ごした地を訪ねた。

 まったくの私個人の感傷のために、ツレはもちろん、彼女が私の知らないうちに連絡し、弟が車で駆けつけた。

 ほんとうにありがたかった。感謝の言葉が見つからない。

(おふたりさん、どうもありがとう!)

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 そこは瀬戸内の島である。

 島には学校があり(全寮制)15歳から3,4年を過ごした。

  -『少年老い易く学成り難し』-

 かつての紅顔の美少年は、いまはシワ・シミだらけの、杖をついたヨボヨボじじいである。

 なんせ、あれから50年ちかく経ったのだ。

 海も、島と本土の港を往来するフェリーも変わっていなかった。

 なのに、こっちはすっかり老いた。

 まさに『浦島太郎』(いや、私はおとものカメ?)。

 

 それはともかく。昔ばなし『浦島太郎』のいいたいことが、老いてやっとわかった。 

 太郎は竜宮城で毎日、「食べや踊れ」のドンチャン騒ぎ。

 腹はご馳走でみたされ、目(心)は美女でみたされた。 

 この間、太郎はわれを忘れ、時間も忘れたわけである。

 時間は着実に経ち、とうとう別れがやって来た。永遠なるものはなにもない。

 乙姫さまは別れを惜しみ涙を流したが、時間を逆転することはできない。

 みやげに「玉手箱」をもらった。なんだろう?と楽しみに開けると、アララ…

 煙が出て、たちまち太郎は若者から爺さんになった。

 嘆いてもはじまらない。そもそも嘆くことでもない。人生とはそういうもの、と教えてくれているようだ。

 

 私たち三人は、その晩、バイキングを楽しみ、いい湯にうつつを抜かした。

 忘れられない「旅」となった。

 

                 ちりとてちん

 

53 ロケット2号

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これもなかなかステキでしょう。

一枚の四角な紙が、ロケットに変身。

 

折り紙は、考えてみれば「子ども」と同じですね。

その心は、“無限の可能性”

アチャー…

 

 

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