カメキチの目
不思議だなと感じていることを、書いてみる。
(気が向けば、そのうち二、三と続けるつもりです)
■その一 ツレは子や孫に、なぜあんなに世話をやくの
か?めんどうをみるのか?
私はフェミニストではないが、若いころから男女平等を唱えていた手前、彼女のすることは手伝わねばならないと思っている(そもそもが「手伝う」という非主体的な態度・姿勢自体が問題ですが)。
思っていても、聞こえないふりをしている。
子や孫への世話などはよけいだ。と、考えている。
まあグチグチ考えるぶんにはいいが、チラリ。彼女の忙しい姿をみると、心はうずく。うしろめたい。
長く生きて、いま、男女の違いを強く感じている。
若いときには気づかなかった、気づいていてもそれ以上は思わなかったことが、たくさんある。
いちばんは、子どもへの「愛情の深さ」。
愛情深いのはなにも女性の特権ではないが、(「イクメン」と呼ばれる男性をおもってください)質が違うような気がする。
女性はこまやかだ。男性のように大ざっぱでない、粗くない。「痒いところに手が届く」。それに(良い意味で)「重箱の隅をつつく」ほど濃密だ。
ツレをみていると、感心を通りこし、あきれるほどである。「そんなことまで…」
たしかに女性の愛は偉大だと思う。
「山のような父」も、陸地は沈んだところから立ち上がり、そのとび出たところを山と呼ぶが、「海のような母」のふところの中にある。
男なんてしょせん、三蔵法師(女性だとして)の掌で踊っている孫悟空のようなもんだ(と思う)。
〈オマケ〉
男がとかく社会的なことに首を突っ込みがちなのに、女性はあまり興味・関心がわかないようである。そんなことよりだいじなのは「こんばんのオカズ」「子どもたちには何しよう?」
この前の『おどろきの中国』という本を遠慮がちに宣伝したら、ツレは「ヘェー、そう…」でオシマイだった(無視よりマシ)。
それでも、(社会的な興味関心が)役に立ったこともあった。
青春時代。ウブな彼女に私は社会の理想を熱く語った。結果的に「ダマす」ことになり、結婚した(もちろん、そのつもりはなかった)。
人生はわからない。
84 木
三角と長四角をくっつけただけで、おとぎ話の世界です。
きわめて単純なのですが、色と形が織りなすハーモニー。いいですね。
うっとり!しそうです。