カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2016.3.23 一庶民の声①

 

                                                  カメキチの目

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 ニュースは世間・社会への窓口だ。

 ところが昨今は、知ってゆう鬱になってしまうものが多い。

 ストレスとなる。

ストレスというと職場が定番ですが、世間・社会そのものもストレスをつくります(といえば「生きる」こと自体もストレスとなりそうですね)。

だったらニュースをみないという手もありますが…。

みなくても世間・社会からは抜け出せるわけではないし…。

  想像もできないような殺人事件とか、イジメ、政治、戦争、テロ、ミサイル発射、核実験…。

 ああイヤだ!

このまえ腰が痛みました。原因はよくわかりませんが、平衡障害で身体の姿勢が悪いことに加えて、聞きたくないニュースを知らされることが無関係とは思えません。

(腰痛の方はもうよくなりましたが…)

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 先日の地域ニュースでは、こんな特集があった。

 〇〇市では市内の7か所の公立幼稚園・保育園をすべてまとめて一か所にするという。しかも急な話だ。

 場所は大手家電販売店の撤退地。交通量が激しく、空気も悪い。そのうえ海が近い。南海トラフ地震が心配されているというのにそこを市が買い取り、600人あまりの子どもが入れる施設を建てるという

 現在の各園の建物は老朽化し、地震がきたら危険らしい。で、子どもたちの命を守るため、何より安全第一を考えてのことだという。

立派な建物を建てるので大揺れにも耐えれるのでだいじょうぶと思っているんだろうか?

高い建物なので大津波でもだいじょうぶとおもっているんだろうか?

南海トラフが起きて、大被害が出ても「想定していませんでした」ですまそうとしているんですかね)

 

 市がなぜそういうバカおっと失礼!もちろん安全・安心はいちばんたいせつを急ぐのかといえば、国の何とか補助金をもらうためで、その申請期限が迫っているからとのこと。

 市の事情・言い分はいろいろあるだろうけれど、多くの保護者のみなさんが怒っていた。

 怒って、反対署名活動までされていた。

けっきょく、その声は届かず市議会で可決されました(こういう経緯が私はムチャクチャ腹が立つ)。

「〇〇市死ね!」との抗議があったかもしれません。

時間をかけて保護者と市が話し合い、両者が納得できる解決策を模索するということは初めから考えられていなかったのですかね。

 

 この手の話は正直、日本中にあふれている。

 格別おどろくことでもないのかもしれない。

 怒ることでもないのかもしれない。

 だが私たち市民は、ストレスになろうが疲れようが怒らなければならないと思う。怒り続けなければならないと、思う。

 

 悲しくなる…。

 

 どうしてなんでも、「カネ」の問題になってしまうのか?

 どうして庶民の声は行政に反映されないのか?

 カネとは税金。われわれが国や地方自治体から徴収されたもの。

 その使われ方を、役人に、つまり行政職員に「丸投げ」していていいのだろうか?

 議員がそれをチェックするんだろうが、彼らはちゃんとやってくれているのだろうか?

政務活動費というのがよく問題になっています。その使途をたずねられ、◇◇温泉に行ったのじゃありませんと、(信じられないことでしたが)幼児(ならかわいい)のようにホントに泣き、叫ぶ県会議員が△△県にいましたね。

 

 いまの場合、いちばん先に考えないといけないのは、国の補助金をとることではないだろう。

 子どもたちと親たちのことではないか。

行政はおっしゃります。

「…たとえ空気が悪く、交通事故の危険が増しても、600人はいれる堅牢な建物を建て、子どもたちの命を守ることが行政第一の責務です。

 あした大地震が起きないとは言えない。

 急がなければなりません。

 園児600人をまとめても、行きとどいた保育、個人をたいせつにした保育ができなくても。

 保護者が仕事をやめざるをえなくても…」

  

                  ちりとてちん

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