カメキチの目
はてなサンが課題にあげてくれそうな話題ではなさそうなので、勝手にきょうのタイトルにした。
こんど何を書こうかと迷っていたら、不意に「物欲」が頭をよぎった。
この頃の自分は昔にくらべるとずいぶん物に執着しなくなったなぁーと感じていたからか。
いまは「物欲」とは反対の清貧な生活を送っています(と思っている)。
老いても欲はついてくる。
日本昔話にイジワルで欲の深いジーサンがよく登場する。そのジーサンと間違えられるほど私は自分が欲深いとは思わないが、時と場によってはドッコイどっこいだろう。
欲とはふつうは「欲望」ともいう。
生き物としての本能的・素朴なものから、所有欲とか名誉欲…などもあり、種類は多様多彩。
「物欲」とはあくまでその一つ。
しかし即物的な言葉のイメージが先行し、ちょっとばかり下品に聞こえる。「下品」というより「身もフタもない」という感じですね。
私にも「欲望」は、人なみにある。
それは、誰にとってもそうであるように「生きるエネルギー」である。
ところが、歳を重ねて物(モノ・ブツ)に淡泊になった気がする。執着心が少なくなったと思う。
人間、年取れば物欲が少なくなるのではないか。これは自分だけのことではないのじゃないか、と考えた。
多い少ないの程度は、「あんたと私はどっちが欲が深いか」と比べっこしてもわからないし、そんなこと自体、おもしろくないし、無意味である。
が、自分の中では前と比較できるし、意味がある。
私の場合は55で障害者になったこともあり、それも大きいとは思っています。
そう思い、昔、自分が好きだった物を思い出していたら、……………
なんということだ!
私は大いなる、というか、決定的な勘違いをしていたことに気がついた。
すみません。書くとき、書こうとすることが決まっておりそのまま行くこともありますが、書く中で考えたり思ったりしてうちに、異なった方向に進むこともあります。たまに、正反対に行ったり…。今がそうでした。ゴメンなさい。
上に小さな文字で書いたばかりだが、特大で書くべきだった。
勘違いに気づいたならきょうのブログは消去すればよいのですが、これはこれで私の浅はかさ・軽薄の証しとして発信したい。
身体に障害を負い、好きだったことができなくなったから、使えなくなったから、その新しい製品などを買ってもしかたない。
ただ単に、自分には不可能になったことを、物欲が減ったと思い込んでいたにすぎなかったわけだ。
大いなる幻想を抱いていた。
今、呆れてものが言えない。
この事実に気づかず、エラそうなこと言っていたらと想うと…
ああ恥ずかしい! 重ねて謝ります。