カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2016.8.9 蟲

 

 

 

                                                  カメキチの目

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 セミの鳴き声が始まると、きまってこの詩を思う。

「蟲」という。作者は八木重吉 

 

         

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           蟲が鳴いてる

       いまないておかなければ

       もう駄目だと

       いふふうに

       鳴いてる

       しぜんと涙が

       さそはれる

 

 10年前、入院していたとき。

 7月のなかばに鳴きはじめ、8月は絶頂期で、9月も終わりに近くの山から、はっきり「ミ~ン ミ~ン 」ときこえてきた。 

 一匹のミンミンゼミ。孤独というより孤高、気高くきこえてきた。

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                                ちりとてちん

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