2016-08-09 2016.8.9 蟲 その他もろもろ カメキチの目 セミの鳴き声が始まると、きまってこの詩を思う。 「蟲」という。作者は八木重吉。 蟲が鳴いてる いまないておかなければ もう駄目だと いふふうに 鳴いてる しぜんと涙が さそはれる 10年前、入院していたとき。 7月のなかばに鳴きはじめ、8月は絶頂期で、9月も終わりに近くの山から、はっきり「ミ~ン ミ~ン 」ときこえてきた。 一匹のミンミンゼミ。孤独というより孤高、気高くきこえてきた。 ちりとてちん