カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2017.3.16 フェーク

 

 

                                                  カメキチの目

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 ずっと前のことだが、「フェーク」がどうのこうの…とテレビが言っていた。

 フェーク

 

 ネット辞書で調べたら、

〔いかさまの意〕

模造品。にせもの。
アメリカン-フットボールで、攻撃側の選手が相手をだますためにしかける行為。
メロディーをある程度の装飾的な変化をつけて演奏すること。
とあった。
(ニュアンスは違うが)「ウソ」である。ようするに事実ではないということか。
 自分の側につごうのいいように、事実をねじ曲げるということでもあろう。手が込んでいるんだな。
「ウソも方便」ですませられる、そんなカワイイものではないようだ。
 
 私は本来的にいい加減だからか、「ウソ一般」が悪い、いけないとは思っていない。
この点で、細かいことにもうるさい(ウソはいけないと言う)ツレとはよくケンカしました(いまも)。
 だから「ウソも方便」はありうる(正しいとは思わない)と信じている。ただし、ウソの使用には条件がある。
 条件?
 その小さな(小さくなければならない。バレそうな大ウソはいけない)ウソは人を幸せに導くものでなければならない。
「幸せに…」という確信があって、そのウソが小さくて、「できれば、こんなウソつきたくない」のに「つかざるをえない気がする」、だから「申しわけない…」という謙虚な気持ちがあってこそ、「ウソも方便」の使用が許されると思う。
ときには、「ウソから出たマコト」というふうに転換することだってあります。
 
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   私がテレビで聞いた最初の「フェーク」は、ネットでの間違った生活情報記事ということだった。
 知らないことは知りたい。
 役立つ、便利な情報は知りたい。誰もが願うことである。
 そういう願いにネットは気軽に応えてくれる。わからないことでも、さまざまな面からいろいろと教えてくれる。
 
 テレビのニュースは、「楽天」などの大手情報サイトが提供している情報に間違った内容の記載が見つかったというものだった。
 なんでも、(ネット情報のシステムがどうなっているのかは知りませんが)最も端末、請負のウケオイ…の果てのライター、書き手個人が(「面倒くさい、エ~イ!手を抜いてやれ」と思ったのか、知らずして誤ったのかどうかわかりませんが)結果的に間違ったことを書き、「楽天」などがその情報記事をきちんとチェックとしなかったとのこと。で、いつもの、「ご迷惑かけてすみません…」という顛末。謝っておしまい。幕引き。
  ところで、書いた人の誤りが意図的なものでないならば、「ヒューマンエラー」と呼ばれるものである。その手のことはどれほど注意していても限界がある(と私は思う)
 AI・ロボット・コンピュータにはかなわない。
 だから、「人間」なんだとも思うのです。
 
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 もちろん、ヒューマンエラーもしかたないで済ますわけにはいかないが、
のちに聞くことになったトランプがアメリカ大統領選で相手を倒すために駆使したフェーク情報のように、ひどくたちの悪いものとは私は思わない。
 トランプのフェークには戦慄した。

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 自らの利益のためにデマ・ウソ情報を意図的に流す。選挙民をダマす、あざむく、ペテンにかける。
サスペンスドラマをみておれば、刑法では、過失で他人を死なせてしまったのと、意図的な殺人とは罪の扱いが異なるということがわかります。明らかな差をつけています。結果は「殺人」で同じではあっても、そこに「殺してやろう」という動機があったのか、正当防衛のように自己防衛をはかってやむなく人を殺したのとは決定的に違うと、私も思います。
そういう意味で、ぜったい、トランプは許せない。
 
アメリカのような大国のトップが、公然とウソをついている。
アメリカでは、一般市民が「四月バカ」でなくても年中ウソをついてよいと思うでしょう。
 アメリカ社会は、いつまで彼を『裸の王様』にしておくのだろう?
 
 このことは決してアメリカだけのことじゃない。
 
ところで、これはずっと前に聞いた「フェーク」とは違いますが、いま話題の「森友学園・籠池」事件の本質はフェークではないのでしょうか。立派なフェークだと私には思えます。
 
 
 
                  ちりとてちん
 
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