カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2017.6.24  『シカゴメッド』

                                                  カメキチの目

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そんなにたくさんテレビをみているつもりはありませんが、みなさんにぜひともお勧めしたい番組があります。

毎週ありますが、1回1話。いつ、この番組が終わるのかわからないので、もっと早く書けばよかったと後悔しているくらいです。

BSプレミアム 毎週火曜 午後11時45分 | 再放送 毎週土曜 午後4時

総合でやればいいのに。

 

『シカゴメッド』。

 なんだかんだとブゥーブゥーいうものの、アメリカは社会のフトコロが広い、個人に魅力がある。

(この番組をみる限り)と感じた。

 医療制度も、せっかくオバマさんがガンバって日本みたいな国民皆保険、だれもが安心して医療にかかれるようにしたのに、こともあろうにトランプがオバマケア廃止を企んだが、失敗に終わったらしい(よかった! が、安心はできない)

 

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『シカゴメッド』という番組は、ドラマである。

 シカゴの最新の救急病院が舞台で、そこの救命医たちが主人公。救急車から運びこまれた患者のいのちを救う(ときには死亡)というヒューマンドラマ。

 救命は「救命」でも、日本製のそれは医師たちのドロドロとした、恋人をめぐってとか、同僚が出世をねらい院長・理事長・役所のおエラ方の腰ぎんちゃくになるとか、「黄金の手」をもつ超名医の話がほとんど(私が知らないだけ?)だが、これは違う。

 何よりも、主人公の医師たち(複数)の「いのちを救う」という仕事への使命感の真摯なすがた。

 そのためならちょっと苦手なスタッフとも力を合わせる度量のひろさ。サラリとした、ベタベタしていない人間関係。適当な距離感をおきながらも、けっして情が浅いわけではない。

 毎回、いろいろなケースで(事故や急病)患者が登場する。

 そのケース、事例ごとに家族的な、社会的な背景が見え隠れしているが、ドラマの展開を通じて現代のアメリカ社会の病んだ部分がえぐり出されてゆく。ときには主人公たちの必死の努力が実を結ぶけれど、ときには、彼らの力ではどうにもならない社会の壁に痛烈な無力を味わう。

 毎回、複数のケース、事例が登場し、主人公たちの活躍が入れ乱れて物語は展開してゆくが、私でもちゃんと追いかけられるので、みなさん、ぜったいにだいじょうです。

 

 私のつまらん能書きはどうでもいいので、ともかくみてください。

 

 

                 ちりとてちん

訂正 「シカゴメソッド」でなく「シカゴメッド」でした。

   ゴメンなさい。

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