カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2017.11.2 『内田樹の生存戦略』⑥

                                                  カメキチの目

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 ウチで「また内田さんのを書くの…」と、ちょっと非難のまじった口調のあきれ顔で言われました。続けて「政治の話が多くておもしろくない」とも。

(本の終わりで、著者自身が政治・社会の話が多くなり…と書いておられた)

そんなこともあり、きょうは非政治的な話にしました。

 

  超能力はほんとうにあると思いますか?

 

A

(内田さんの師匠の)先生はにっこり笑って、「本人(師匠の知人)が(ご自分の身体が)浮くと言ってるんだから、そりゃ、浮くんだろう」と即答されました。僕、このスタンス、好きです。

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超能力はあるんでしょうかという問いより、超能力者のうち信じていい人と、ついていってはいけない人はどこで見分けたらいいのかという問いの方がずっと現実的だと僕は思いますけど。

 

 おもしろいQandAと思った。

 

 ツレはこの手の話が大好きで、ずっと前から(たぶん私たちが出あったころから)「私は宇宙人はいると思う」と言っていた。

「思う」であって「見た」とは聞いていません。「スプーンを曲げる」とか「体が浮く」というのはあまり気をひかないようですが、念力とか「相手の心を読む」というのも宇宙人とともに興味津々。

 私は自分の人生で、まだ宇宙人に出あったこともUFOも見たことがない。

 なので、現在のところは「いるともいないともいえない」と思っている。つまり「わからない」。

細かくいえば、「いたらいいなぁ」と思っています。

ところで、私も「共時性」というもの(離れたところで同時になにかが起こる)は信じています。いちばん近いところでは、木から落ちた時に、ツレは当時はたらいていた県庁の診療所で消毒用の瓶の蓋が割れたと言いました。時間がまったく同じだったのかどうか、あとで詳しく調べる余裕、ヒマはそのころなかったのでわからないですが、世間でも似たような話はよく聞きます。

 

じつは内田さんは大学生だったか大学に入る前に、東京の自宅か大学の近くで、あるとき(遠くからだったのでハッキリとはわからなかったけれど)、ほんとうに見たのだそうです(それを信じておられる)。かなり衝撃的な体験だったようで、以後の内田さんの(確たる)「信念」の形成に大きな影響を及ぼしたらしい。

 

さっきの木から落ちて死にかけた体験。幸い、救急車で病院に運ばれ助かりました。

木にのぼっていたのは剪定作業をしていたからで、そのことはよく覚えています。でも、落ちるとき、落下してからのことは覚えていません。最初の記憶は「ここはどこ?」と(テレビドラマでよくあるごとくつぶやいた)病院ベッドに横たわっている自分を意識したとき。

そのとき、ツレが「まばゆい光を見た?」と訊いたことがあるけれど、私の返事はNO。

臨死体験した人がよく見るという光は見なかった。「見た」のかもしれないが、覚えていない(「見なかった」ということは逆にいえば「死に臨んだ」わけではないのか?まあどっちでもいい)。

 

 先に「(宇宙人)いたらいいな」と書いたが、よく「極楽・天国、地獄。あると思う?」という。

 これも私はまだ見たこと、行ったことないのであるともないとも言えないけれど、宇宙人の存在と同じく「あれば(あったら)いい」と思う。

「地獄」の存在はとくに願う(「天国」はどっちでもいいが)。

(とくに、法律・制度・政策の制定という多くの国民に影響を与えることを仕事としている政治家たちは、国会の場で居眠りする議員、知らぬ存ぜぬでシラを切リとおしたりウソを平気でつく首相、「忖度」してばかりの官僚は、自分の大きな罪を自覚しなければならない。地獄におちることを覚悟しておかなければならない。必ず閻魔大王にベロを引きぬかれるに違いない。

恐ろしいことだ。地獄に落ちるとは!

私自身は自分の人生をふり返り、地獄にいくようなマネはしていないつもり。でも、「つもり」であります)

 

 内田さんは、超能力はあるかどうかと問うより、「超能力者」を自称する人、「超能力がある」と言う人が信じていい人かどうか、どこで見分けたらいいかが現実的だといっておられるが、私もそう思う。

いまだに「経済成長」を説く人、モリカケの首相、トランプ、金正恩らは、私には「身体が浮く」という人より信じられない(アッ、最後に政治が出てゴメンなさい)。

 

                  

                  ちりとてちん

 

 

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