カメキチの目
それが起きたのはつい先日のこと。
ビックリした。
ブログをしているとき(読んでいたのか書いていたのか思いだせないほどあわてた)突然、パソコン画面が「パー」か「ピィー」と、一度きり鳴って(警告音というオマケつきのトラブルは初めてだった)「あなたのパソコンは重大な…」という意味の警告文が画面に大きく表示された。
ほんとに突然のこと、「青天の霹靂」だった。
きょうは前回の続き、「年寄り向けの…グチ②」の予定でしたが、急きょ変更し、この顛末を書きます。
(けっきょく無事にすんでよかったです)
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トラブル予告をエサにしてその「トラブル対策(予防)ソフト」を買わそうとするなんて、商売倫理に反すると思う。
こういう善良な(私が「善良」ということではありません)市民をビックリさせ(というより「脅迫」に近い)、自社の製品を買わそうとするのは、その製品がまともでも(欠陥がなくても)、まともな商売とはいえない。
はっきりいえば「サギ」である。
「敵」「犯人」(と呼んでもいいと私は思っています)の具体的な個別名は
「マイシステムメカニック」という。
ちなみにネット検索すると「悪意のあるソフト」と出てきます(私は面倒くさいので詳しくは読んでいません)。
こっちは突然の警告にあわてふためき、何がたいへんなのかを理解せぬままに、すぐさま画面が指示したところをクリックした。
すると、何やらわからない変なソフト(私の「あわてふためき」は続いていたのでしっかり読んでいなかった)がダウンロードされた。オレオレ詐欺の電話をとったお年寄りの心中がよく実感できました。
それでコトは完了。たいへんなトラブルに遭遇するところが助かった、ヨカッタよかった…
と安心したのは一瞬。
次に、(何もしないのに)自動的に、画面が変わった。「このトラブルを解決・予防(さっきのソフトダウンロードでトラブルを解決・予防していたと思っていました。私は勘違いしていたらしい)するには、こちらのソフトを購入してください」という意味の文が表示された。
有無を言わせず購入を推奨する、脅しのようなイメージを与える画面でした。
私はウィンドウズアップデート(バージョンは7)は真面目に行ない、ネットサーフィンはほとんどしないし、アマゾンなどのネット通販もほんのたまにしか利用しない。
こんな私がどうしてトラブルに遭遇?
(使用中のパソコンは中古で買ったので、使い主の私みたいに老朽化が進んだせいだろうか?)
ソフトは5000円以上する。
買うのはイヤだ(もちろん、買う根拠がはっきりしておれば別だが)。
イヤなので、ちゃんと調べた。
調べてよかった! 買わなくてすんだ。
検索したページで述べられていたので、さっそくアンインストールしました。それが「何かわからない変なソフト」で、たぶん、そのソフトの購入ページ(画面)が表示されるように仕組まれたソフトだったのだろうと思います。つまり、「マイシステムメカニック」というソフトを買わせるための簡単なつくりの表示ソフト。
それにしても何で私が狙われたのだろう?
心あたりはないし…。「敵」は、購入してくれれば誰でもかまわないということだったのでしょうね。
もしそうでなかったらとしたら、「ボゥーとした年寄り発見。カモにしよう!」ということになったのでしょう。エライなめられたもんです(笑)。でも、笑い話ですんでよかった。