カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2018.4.14 100円ショップ

                                                  カメキチの目

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先日、「宝石」を手に入れた。

ただし、「」つきで本物ではない。が、本物のような輝きをしています。

(それをツレに見せられたとき、私はこんな宝石を贈ったことないし、本人がヘソクリで買ったのだろうかと訝った)

これが100円と聞いてビックリ仰天! とても「100円ショップ」で売られていたものだとは信じられなかった。ずっしり重たい。

 

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かつて、キラキラ・ピカピカが大好きの彼女の誕生日に、ほんとうは本物の宝石がよかったけれど高価なのでやめ、虹も好きだと知っていたので七色で妥協してもらおうとプリズムを贈ったことがある(たしか二千円ちょっと)。

しかし、100円のこちらのほうがずっとよい(でもその「かつて」にはすでに100円ショップはあったけれど、このキラキラ玉はまだ見かけなかった)。

 

 100円ショップ恐るべし!

 

 思えば、阪神・淡路大震災のとき、そのときは「質より量」と思い、100円ショップで日用品などを大量に買いこみ、(当時は登山もしていたので)大型ザックに突っこんで神戸に向かった。

 いまはみなさんのブログ記事に「『100均』でこんないいものを見つけました」とあることがよくあり、驚いている。

 

100円「宝石」。

あんまりステキなものだから(その100円ショップまでは電車で行かなければならないけれど、こんどは私もいっしょ)また行って、店には悪いと思ったけれど何個も買った(全部ではありません。したがって「買占め」ではない)。

 

 みなさんも感じておられるのではないかと思うけれど、100円ショップには、これが100円で売られていいものかと思うほどすばらしい商品がいっぱい並んでいる。

 商品の説明を知ろうと裏のタグを見ると、なかには「中国製」…と書いてあるものもある。海外の安い労働力で作られるので日本で100円で売ることが可能なのだろう(もちろん日本製もある)

日本製の場合は、技術力の高さでこの値段におさえることができるのかもしれないが、外国製の場合はどうなんでしょうか。

私は「ブラック」労働を想わざるをえませんでした。

(外国では日本のような労働法規がないところも多いだろうから「ブラック」ではない、したがって法律に違反してはいないのかしれませんが)「ブラック」な、長時間労働を強いることなくこんな高性能な商品が作られるものだろうかと疑いたくなります。

消費者としてのこっちは安価なことはたいへんありがたいのですが、複雑な気もち…

(少し考えてみればわかることですが値段の「高い安い」は相対的なこと。生活必需品なら100円よりずっと高価でも買う)

 

 装飾品とはまったく無関係な自分も、そのキラキラ玉はあまりに美しいので欲しくなり、買った。

もちろん、100円ときわめて安いから。

 でも、輝きをながめては「きれいだなぁー」と感じても、曇った思いが混じり、すなおには喜べなかった。

 

 

                 ちりとてちん

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