カメキチの目
映画『ひろしま』のことを書いたとき、同じころ
「かこ」さんという愛読者が書かれていた。
かこさんの記事内容と原爆に直接の関係はないが、
彼女は広島の人だし(これだけでなく、「障害者」というのも共通)
何より記事に引きこまれた。
「もうタレントが…」のタイトルからして、すごく
おもしろかった。
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◆前回のオマケ
Eテレのドキュメンタリーを観たとき、ツレが「どこかで観た」と言った。
「学校だったかな」とも。
この映画の製作には当時の教師たちの労働組合《日教組》が深く関わっていたので
おそらく学校で観たのだろう。
私はこの映画は知らなかったけれど、当時は娯楽は少なかったので、田舎では
映画館だけではなく学校など公的な場所で、よく映画上映会が行われた。
チャンバラ(時代劇)や戦争ものなど娯楽作品が多かったけれど、生活映画
(教育映画と呼ぶべきか)、庶民の生活をリアルに見つめるものもよくあった。
私には忘れられない映画がある。『にあんちゃん』という。
長じてからもなんども思いだし、原作も読み、ベトナム戦争とともに、社会に
目を向ける元の一つになった。