カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2019.11.4 「国」?

        カメキチの目

 

 

■ 今年の3月12日、「日航123便墜落」という記事を

書いた。

 

 その歴史的な航空機の墜落事故。

 国は、事故原因は(「流行語」になるようにまで繰り返された)

「圧力隔壁」とか金属疲労」だとの35年前の発生

当時からの言い分を変えてはいない。

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(同じことをくり返し聞かされていると、人は初めは疑っていても《とくに

相手が国のような権力者ならば逆らってもムダだと諦め》信じるようになる)

 そのときから疑わしいといわれたそれらの原因が、

くつがえさせられそうな新たな発見、証言が出てきた

現在にいたっても、ぬぐえない疑問や不審な点に

答えるよう、遺族をはじめ、さまざまな立場の専門家

ジャーナリストなどの関係者が求めているのに、

国は知らぬ存ぜぬ、忘れたと言って隠すどころか、

果ては事実の存在さえなかったかのように、事故の

全体像を闇のなかに葬りさろうとしている。

「歴史の偽造」をはかろうとしている。

 

(次に同じような事故を繰りかえさないために、最新の科学技術の成果を駆使して

真相の究明にあたらなければならない。

それでも真相が解明されないのならしかたがないと諦めがつく。納得する。

ところがこの大事故は、520名もの尊い命が失われたにもかかわらず、いまだに

納得がいかない。 

 

生きていると次から次へと驚く、ショックを起こしそうにまでなるニュース、

事件や事故があるので、それらが古い記憶《どれほどは重大・重要な事実で

あっても》を上書きし、「上書き」まではいかなくとも忘れさす。

《忘れないと前には進めない。生きていかれない》)

 

 しかし「忘れてはならない」、その事実を知らない

ならば「知らねばならない」ものが、人生にはある。

 

 愛読するrecocaさんのブログに「日航123便墜落」

があり、あらためてコトの重大さを噛みしめた。 

 (ぜひともお読みください)

       ↓

recoca1940.hatenablog.com

 

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■先の台風、大雨でも息をのむような被害の映像を

みた。

(「も」と書いたけれど、「も」なのです)

 もう、こういう大被害は特殊なできごとでは

なくなった。

「一般的」「普通」「並み」になってきた。

 

 被害に遭われた方が途方にくれた表情で話される。

 そのようすを何度もテレビでみた。

 あまりに酷い被災状況。

 どこから手をつけていいのかまったくわからない。

 せっかく生き残ったのだからここで死ぬわけにも

いかず、笑ってしまうしかないという感じ。

 

(このごろは、天気予報がとても詳しくなった。

空からの雲などの画像は精緻をきわめ、その科学的根拠にもとづき危険度レベルも

大幅によくなった。

避難を呼びかけるテレビは「いのちを…《「いちばんに」「守る」が続く》」と

叫ぶ。

それはたいせつなのだが、いちばんだいじに守ったいのちなのに、その後から

いのちを生きる糧《生活の再建、いわゆる「復興」》を心配し、不安にさいなまれ

なければならぬのなら、「あのとき死んでいればよかった」と思うのではないか

《私なら思うと思う》。

 

国というものの価値が試されるのなら、そこの国民であってよかったと思うのは、

自分がそういう災害に遭っても、その災害から守った、助かったいのちを、なんの

心配もしないでもこれからも生きていけるよう、国が助けてくれること。

それでこそ、「助かってよかった!」とすなおに喜べる)

 

 

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                            ちりとてちん

 

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