カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2020.6.19 刑事ドラマ

         カメキチの目

 

 

コロナ禍が起こるまでは、テレビ局が放映する刑事ドラマの最新作品をみていたが

いまは再放送作品がほとんどです

 

大勢の芸能人がしゃべって笑うバラエティー番組が花盛りだけどこれらも再放送?

テレビも「新しい生活(しかた)」を求められるのだろうか。 

 

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 再放送作品とはいってもそれほど昔ではないが

登場する物事が時代の違いを感じさせておもしろい。

ふだんは感じない「変化」「移り変わり」が再放送作品ではよく感じられる。

 

 先日、2000年制作の刑事ものをみた。

 主人公がポケットから取りだした携帯アンテナを

伸ばしてからしゃべるものだった。

大好きな『はぐれ刑事純情派』の主人公もアンテナ伸ばし、電波状態をよくして

「はい、携帯安浦…」。

スマホタブレットが登場するのは新しい。 

 事件犯罪の捜査のやり方が、大きく進んだ

この間の科学の目ざましい発達が技術として科学捜査手法となって現れた。

防犯カメラ映像や犯人の残した証拠品の高精度の解析など、昔より格段に進歩した

ことが、視聴者の素人目にもよくわかる。

 

 昔の捜査方法は「聞き込み」中心だが、人からの

聞き込みというアナログ、「現場100回」足で稼ぐ

労力重視は、今も変わらない。

 しかし、防犯カメラや現場遺留品に付着のDNAの

解析などの科学捜査に押され、「聞き込み」と並ぶ

アナログ捜査の代表格刑事の勘」は、そのうち

遺物としての扱いを受けていくだろうか。

でも、それがあるから物語はドラマチックになり、刑事ドラマが成りたっている。

(事件の解明だけでなく、生活していくうえでも「直感」は「推理」とともに

人間にとてもたいせつなもの)

 

ところで、「時代は科学捜査」。

防犯カメラの活用はとても大きいと思った。

(少し前までは防犯カメラはそれほど普及していなかったことが再放送作品を

みればよくわかる)

現代では至るところに「防犯カメラ」がしかけてあり、いまは初動捜査の一環に

必ず防犯カメラの解析が行われる。

(悪事を働こうとする輩は、①完璧なアリバイ作りとともに②必ず防犯カメラの

性能・設置場所を把握し、完全犯罪となるような犯行計画を立てなければならない

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安倍首相、黒川検事長のような犯罪は、犯罪自体のツメが甘くて刑事ドラマには

ならないが、彼らのウソ、賭け麻雀を検察が起訴しないのは不当だと訴えた原告の

声に真摯に耳をかたむけた検察審査会決定を受け、原告側検察役の指定弁護士の

活躍を描いた話はドラマになった

 

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 私が刑事ドラマに興味をもつのは、刑事ドラマには

その時代、社会の姿がよく見えてくるからだ。

 世の中の「病んでいる姿」「病巣」が。

一生懸命いきている市井の人々(ブログはそんな人びとの「ライブ中継」)の一方

には、自らを「高級人」と思いこみ、そんな自分を疑ってみることも知らない人が

いる(その「高級人」に「金魚の糞」となってくっつき、「忖度機」のように

振るまう人もいる)。 

 

 2000年からまだ20年もたっていない。

「20年も…」というべきか… 

 その2020年が始まって1/4もたたないうちに、

人類の大きな試練のように新型コロナウィルスが

つきつけられ、「コロナ後」「ウィズコロナ」が

あちこちでいわれるようになった

 

初めにも書いたが、

「コロナ後」の刑事(に限らない)ドラマはどうなる?

 

 

〈オマケ〉

再放送の番組だけでなく『刑事コロンボ』のような外国のドラマ作品などでも、

古い時代はプカプカ、喫煙場面が怒涛のように出てくる。

(私は「タバコやめますか?人間やめますか?」のヘビースモーカーで、40の

とき、盲腸で手術入院。そのとき喫煙所まで行くのが面倒くさくて禁煙したが、

今日のような禁煙社会がくるとは思わなかった。

元気に働いていたころ「タバコは市内(町内)で買いましょう」という

ポスターを門っこのタバコ屋さんだけでなく街のあっちこっちで見かけた

 

 

 

 

 

 

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                            ちりとてちん

 

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