カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2020.11.10 水飲み鳥 その後

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 前に水飲み鳥のことを書いた。

一昨年の秋の旅で新潟県月岡温泉で買った。

一般的なガラス製品でずいぶんむかしに流行った。昭和のにおいがする。

別に温泉土産としではなく、おもしろいので買ったが、旅の記念にもなっている。

 

「水飲み鳥」という一般的な呼び名は味気ないので買ったときから「ピーちゃん」

と名づけている。

 

ピーちゃんは2年目になるいまも毎日、元気に首を

振っている。

 

ガラス製なのですが人形みたいに愛着がわき、24時間動きっぱなしでは疲れる

だろうと朝、くちばしを水に浸して動きを開始させた、夕方には水容器をどかす。

水を吸ったくちばしはなかなか乾かず、こっちが寝るころもまだ首を振っている。

 

見てください。 

www.youtube.com

 

 ところが、たまに振らないことがある。

(水飲み鳥の首振り原理は、赤い液体ジクロロメタン《塩化メチレン》)の尻と

頭への動き(流れ)による重心の移動)

 

 そういうときは、まるでピーちゃんが(飾り、おもちゃで

あっても生きており、機嫌が悪くなって自分の意思で

止まったかのように思える。

ピーちゃんの命、ジクロロメタンは温度や湿度などに敏感だから、こっちには

わからないだけで、ちょっとした微妙な空気の変化に化学的に反応しているに

違いない

 

 首振りという単純な連続運動だけれど、動きが

あるというだけで生きているようだ。

「単純な連続運動」といえば、ピーちゃんより古く、100円ショップで買った

太陽電池葉や茎が揺れ動くプラスチック製の花もある。太陽電池の受光部分を

ときどき拭いてやるだけで今も動き、動かない本物の植物より生きている感じが

する。

ピーちゃんも花も「わたしゃ生きてるよ」と言っている気がする。

 

 

 

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                               ちりとてちん

 

 

 

 

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