『イカの哲学』の続き(2回目)のつもりでしたが、森喜朗オリンピック
パラリンピック組織委員会会長の女性蔑視発言で思い、考えさせられたことが
あり、先にこっちを書きます。
二つです。
① 森喜朗
オリンピック・パラリンピックはすばらしい。
近年、商業主義と国家主義が目にあまると批判・非難ごうごうでも、
商売や政治とは本来無関係なはずのスポーツ。
その世界的なお祭りなのですばらしい。
すばらしいと思っても、私も「ごうごう」組の一人。
昨年からのコロナ禍で、「それはコロナにしかわからない」と嘯くようなことを
思い、オリ…・パラ…は気にしない、忘れようとしていたが、ここにきて森発言が
とび出し、思い起こさせた。
「オリ…など世界的な国家的行事だからそういうもんか…」と、森喜朗元首相が
組織委員会のトップ、会長職という座に名を据えているのは仕方のないことだと
思っていたが、私にとって「森喜朗」は、
(グーグル画像より)
宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」がハワイ沖でアメリカの潜水艦に衝突され
生徒9名の命が失われたとき、当時、首相という日本の最高権力者にありながら
事故を知ってものうのうとゴルフに興じていたという、この2月で20年になった
決して忘れることのない「悪夢」を思い起こさせる。
(この10日、テレビニュースは追悼式を伝えていた。一方では連日の「森騒動」。シンクロ①)
こういう人物からああいう発言が出る可能性は極めて高かったとは、取りまき、
子分、関係者の誰もがわかっていただろうに。
(女性を《女性に限らずさまざまな人》参加させれば決めることに時間がかかるので、
密室の「非公開」で、そのスジの専門家《権力・権威のあると世間から思われている者》が
「迅速」かつ「粛々」と決めるのがよいと思われている。
森辞任となっても、「「森」から「川」渕へ」という動きが秘密裏になされる。
なんにもわかっていないことに呆れる)
発言が出た最初、彼らは「たいしたことない」「人の噂(噂じゃないけど)も…
というし、いつまでも続かない。これまで『女性は産む機械…』と、もっと酷い
のがあった。そのうちほとぼりはさめる。大丈夫!」
と高をくくっていたに違いない。
が、オリ…パラ…は日本だけのことで済まなかった。
(「コロナ禍」のようだ)
人間は権力を持つと、人より高いところへ持ちあげられると「傲慢」となり、
「裸の王様」になる。よほど気をつけなければならない。
森は「しまった! いらんことを言った」とは気がつかなかったのだろうか?
権力者だけのこと、他人ごとではない。
(「おんなのクセに…」と口には出さなくても、古い人間の私には「蔑視」じゃなくても
「差別」意識がないとは言えない。LGBT問題も、頭では理解できても子どものころからなじんだ問題
ではないので感覚の次元までできているとは決して言えない)
過ちは誰にもある。
誰であろうと、過ちをきちんと認め、素直に誠意をもって謝ることがどれほど
たいせつなことかと思う。
(そういう言動はちゃんと伝わると信じます)
② オリンピック・パラリンピック
愛読しているtomy22922さんが2月11日の記事に下のリンクを貼られていた。
↓
この中にあった、
【引用】
「 五輪・パラリンピックはスポーツを通じて、心身の平和を願う祭典だ。
競技会として世界一を決める世界選手権のようなチャンピオンシップとは異なる。
選手だけでなく関わるすべての人が主役で、
世界全体に問題提起をできる教育的な価値を持った場でもある」
という言葉に強く共感する。
またネットで「東京オリンピック2020」(子ども向けの分かりやすいHP)と検索した
【引用】
オリンピックの価値
IOCは、オリンピックに次のような3つの価値を制定しています。