カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2021.3.5  爆買い中国人③

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著者は、有名な魯迅の小説阿Q正伝』の「阿Q精神」は現代の中国にも

活きているという。

 

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                   (グーグル画像より)

 

「阿Q精神」とは、「阿Qの『精神勝利法』」と呼ばれる。

(注:ウィキペディアより『阿Q正伝』を引用させていただきました)

【引用】

時代がから中華民国へ変わろうとする辛亥革命の時期、中国のある小さな村に、本名すらはっきり

しない、村の半端仕事をしてはその日暮らしをする日雇いの阿Qという男がいた。

彼は、働き者との評判こそ持ってはいたが、家も金も女もなく、字も読めず容姿も不細工などと

閑人たちに馬鹿にされる、村の最下層の立場にあった。

そして内面では、「精神勝利法」と自称する独自の思考法を頼りに、閑人たちに罵られたり、

日雇い仲間との喧嘩に負けても、結果を心の中で都合よく取り替えて自分の勝利と思い込むことで、

人一倍高いプライドを守る日々を送っていた。…

 

阿Qの「精神勝利法」は、他人や社会に不平不満があっても、なんだかんだと

理屈を編みだし(それが「へ理屈」であろうとかまわない自分を納得させる精神をさし

ふつうは否定的に受けとられる。

魯迅は欧米列強により植民地化されている中国の現状を憂い、中国人は阿Qであってはいけないと

言いたかったわけですが、そんな精神の状態は阿Qだけの特殊なあり方ではなく、中国の民衆全体に

多く見られた。

もっといえば、当時の中国だけでなく、地域や時代を超えて世界中にあまねくみられる。

先日の総務省高級官僚の接待は、単なる国家公務員倫理違反という「不祥事」として給など軽い処分

だけ、とくべつ目立った山田真貴子内閣広報官はいったん「辞めない」と森喜朗オリ…元理事長と同じ

ことを言ったが、雲行きが怪しくなって病院に逃げこみ《コロナで病床ひっ迫というのにどうして入院

できたのだろう?》けっきょく広報官を辞めて一件落着。

最高権力者菅首相としてはバカ息子《親には失礼でもこういう話を聞くとすぐ「バカ息子・娘」を

想う》の軽はずみな行為が自分に及ぶのを恐れ、「トカゲの…」といういつものやり方で幕を引く。

その一連の流れ、「茶番劇」は、これまでもあまりに多く演じられ、国民はすっかり慣らされている。

慣らされている立場にいる点で、私も阿Qと何ら変わらないと思う)

 

が、否定的だけではなく、著者は「阿Q精神」「阿Qの『精神勝利法』」

積極的な中身を見る。 

曰く、身はいかなるイヤな目、苦難に遭おうとも、心だけはペシャンコにならぬ

よう、あらゆる手だてを駆使し、自信を持つ、自分を信じよう、と。

阿Qのここは見習いたい) 

 

阿Qの(積極的に言えば)逞しさ、(消極的に言えば)かましさ。

著者は、阿Qのなかに生きることに対する積極的な姿勢をみる。

 

「生きる」ということ、何があっても「生きぬく」ということは、

いちばんだいじなことなのだと思った。

 

 

 

 

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                            ちりとてちん

 

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