カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2021.10.5 『環境と文明の世界史』

スゴイ本だった!

 

目がさめた、ウロコがはがれた思いがした。

(読んでホントよかった。紹介してくださった爽風上々さんありがとうございました)

 

学校で教わることは正しいと思っている(正確には「思わされている)

それが「常識」だと。

(昔は「こういう考え、見方もあります」とは教えてもらわなかった。

一つのみかた、考えかたしかできない義務教育は恐ろしい

 

時代がすすみ、新たな研究・発見がなされるそういうことがなくても

従来のわかっていることだけでも)それまでは見えていなかったことが見え、

まだ仮説前の記事「土偶」もそう)の域をでないけれど、常識とされていた定説が

くつがえるということがあるのだと知った。

 

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『環境と文明の世界史』  石弘之 安田喜憲 湯浅赳男 著 

 

これも愛読ブログ、爽風上々さんに教えていただいた。

(とてもわかりやすい爽風上々さんのブログをお読みください) 

               ↓

sohujojo.hatenablog.com

人類誕生いらいの歴史を、「環境と文明」という視点でふり返ろうとする

たいへんな意欲的な本だった。

 

現実世界を前にして(無力・非力を感じながらも)著者たち三人の地球と人類へよせる

情熱的な思いがつよく伝わってきた。

私には(けっして大げさではなく)「人類必読の書」に感じられた。

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ほかの多くの生きものを食べなければ生きてゆけないヒト。

その「食」と、生を支えるあとの二つ「衣」と「住」。

突きつめれば、これら三つにエネルギーをふくめて「文明」といってもいいと思う

そしてまた、「環境」というのは「自然」だということ。

 

その「自然」は、自分の国や身のまわりという狭い範囲だけではなく、

現代では「地球」から見なければならなくなった。

(よく考えれば、「文明」のエネルギーや衣・食・住の素材はすべて「自然」《=環境》、

「地球」そのもの)

 

「関係ない」ものごとは地球で生きているかぎり全然ない、ということを現代では

つよく感ぜざるをえなくなった。

 

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人類は、環境悪化の道を行きつくところ(破滅)に向かって突っぱしっている。

 

「人類破滅」について。

SFだけの話ではないと感じる人が増えたと思う。その場合、

①それは起きないという楽観

②起きても「みんないっしょなら仕方ないか…」という悲観+あきらめ+大勢追随

(ちなみに私は②。

欲望のアクセルだけの、ブレーキのない生きかたをしていると、個人も人類もいずれ「破滅」。

人類はそれでいいけれど、他の生きものまで巻きぞえにする

ほんらいなら人類だけの「破滅」が望ましいが、うまくいきそうにない

 

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本の話題ぜんぶが、「現在の日本を生きている私」を意識させた。

 

話題は豊富で、いちいち触れたいことは山のようにありますが、

私としては次の三つのことを書こうと思います。

 

① 「世界四大文明」史観をうたがった 長江文明と縄文文明)

② コロナのことで、感染症と人類との深い関係にあらためて気づかされた

③ 「川の流域」という観点をはじめて知った

(3回にわけて書きます)

 

 

 

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                            ちりとてちん

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