先日、地域のテレビニュースで大阪駅に隣接した大規模なエリアの再開発のことが
伝えられていた。
（車《人々》が行き交う道路のそばに、「駅」という言葉をつけた「道の駅」という、市場というか
たくさんの店が集まった場所が全国各地にあり、多くの人が気軽に休め買い物などを楽しめる。
駅とは交通の要所。多くの人が行き交う公共の場所、みんなの場所だ。
その駅という場所に隣接したエリアがたとえ私的な所有地であろうと、再開発という利用の仕方を
市民の立場から大阪市は意見しなければならないと私は思う。
必要なら行政権力をもって規制し《出来なければ所有者から買い取ってでも》市民が気楽に楽しめる
ものにしなければならない。
《それが地方自治体、行政の務めだろう》）
ニュースによると、広い土地なのでいろいろな利用が計画されているらしい。
その一つ、誰でも利用できる公園や買いものを楽しむ店にはうなずいたけど、
「富裕層向け高級ホテル」にはㇺっときた。
私しゃ大阪人ではないので関係ない、どうでもいい、いちいち反応する方がバカ
ということはわかってはいるけど…
（マスコミが「富裕層向け高級ホテルの建設予定」という事実だけの報道はしても、貧しくて
そういうホテルとは無縁の多くの人々の気もちには寄り添わず、「格差」という問題意識を持たず、
ただ「富裕層向け」と露骨な表現をするしか能がない現実にムカムカ、腹が立ってしかたない。
「日本は資本主義社会だから金持ちと貧乏の格差の存在は当然」と言い切るのなら、「格差」の存在に
対して問題意識がないのならそれで構わないが、そうでないのなら糾そうとすればいいのに…
《富裕層みずから「富裕層向け」のホテルを作ってねと、不動産、建設業者に頼んだとは思えない》
「富裕層向け」との言葉は《宿に限らず》、それで儲けようという魂胆の業界がマスコミと手を組み
つくった現代の風潮をあらわす新語、造語ではなかろうか）
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大阪は万博もカジノも予定されている。
で、外国から客（「富裕層」）がいっぱい来て、たくさんのカネを落としてほしい。
（ところでカジノ。
場所は大阪に決定されたが、選定段階ではカジノ誘致に当初は反対だった横浜が、カジノが出来れば
大きなカネが回わり、税収が増え、市民の生活・福祉向上に役立つと踏んで誘致しようとしたという。
大阪市はギャンブル依存症や風紀の懸念などは、落ちるそのカネで対策・対応はどうにでもなると楽観
高を括っているのだろう）
万博を開催し、カジノを呼んだはいいが、泊まるところが用意できていない、
足りないでは話にならない。
（ところで、この前の地震でいっそう「南海トラフ大地震」の不安、心配が高まった。
万博は大丈夫か？私は気になるけど、テレビのニュースはあまり触れない。なんでだろう？
そのことも気になった。
ひょっとして、人々が過剰な心配で万博に来なかったら…と心配した大阪市や万博協会に頼まれ
テレビ局は万博のいいところ、楽しいところ、期待できるところだけ伝え、地震や津波の心配、不安は
なるべく控えるようしているのだろうか？
国などのよう「正しく心配しなさい」と言われてもなぁー。国民は国などあまり当てにならないと
思っているからコメの買い貯めが起き、足りなくなった。
「過剰な心配」をする国民を安心させようとするなら国などは何を為すべきか、
本当はちゃんとわかっているはず）
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「富裕層向け高級ホテル」というのが、いまの日本にはあちこちにあるし、
建設が予定されいるところもよく聞く。
おおかたの日本人が気軽に泊まれない宿を、日本のあちこちに建てる。
こんなの「おかしい、ヘン、狂っている」と直に感じる。
〈オマケ〉
これもテレビニュースにあったこと。
草津温泉で何故かラーメン屋さんが繁盛しているという。
理由は宿、ホテルの宿泊料を少しでも抑えようと素泊まりのため、食事をラーメン屋さんですませる
お客が増えたとのこと。
いまや草津温泉も「富裕層向け」と露骨にはいわなくても、日本に観光に来る外国人《その国の
富裕層だろう》がたくさんのカネを落としてくれるので宿泊料を高くしても平気、強気なんだろう。
草津だけのことではない。
《ウチでもまた旅に行きたいと思い調べるけれど、以前泊まった宿の料金が大幅に上がっており
ビックリしている》
いつまで「いまの強気」が続くのだろう？
またパンデミックが起きないとはいえないし、稼げるときには稼がなければならないのはわかるけど、
なんだかなぁ…）
もの置けば そこに生まれぬ 秋の蔭 高浜虚子
