カメキチの目
朝のテレビニュースで、ちょっとした特集をみた。
生まれついての病気で血管が浮き出て顔の中心部、鼻や口の一部が腫れたようになった女性が、「ひとり芝居」(別に役者さんではなさそうでした)で半生を演じ、受けてきた差別などの苦しみを訴え、広くその病気の存在を知らせようとするものだ。
(その女性はジロジロ見られるのが辛いので、外出のときふだんはマスクをかけておられる)
見かけ、容貌というのは女性の場合、とくに気になる。(男、しかも老人の私でも気にする)
どんなに辛いことか。堪えがたい差別・侮辱にさらされてきたことか。
でも絶えず、そばにはお母さんがいた。このお母さんがじつにすばらしい人で、いつも彼女を守り、励ましてくれた。
幸いに、とてもいい男性にめぐり合い、いまはふたりの男の子のお母さんだ。
さて芝居
その圧巻は、最後のほう。
彼女は舞台をおり、叫ぶ。
「お母さんは、どこ?」
「おかあさーん…」
観客席のお母さんは手を上げて知らせる。
ふたりは手を取り合い、寄り添う。
彼女、つまり娘は母の限りない愛情、恩にただただ感謝…。
二階観客席では、そっと目をぬぐうダンナさんの姿が。
87 クリ
栗とおもえばクリに見えますか?
折り紙ブックによれば、下のがイガグリ(カラ)で上の帽子のようなものが栗(実) です。栗が、これでは猿回しの烏帽子みたい。