カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2021.6.15 「老化」はなぜ起きるのか、「死」はなぜあるのか

② 「老化」はなぜ起きるのか、「死」はなぜあるのか 著者は医学者である。 専門の生命科学の眼から、人生現象としての「老化」を、生物現象としての「死」 の仕組みを述べ、人間らしい老いと死はどうあるべきか、どうあったほうがいいか を深く考え、提唱さ…

2021.6.11 唯一無二の存在として生きている自分

「懐古」。 歳をとれば、昔のできごとがなつかしく思いだされる。 過去は「悲」も「喜」もこもごもなのに、「悲」は薄められ浄化され、それさえ なつかしい。 (耐えがたかった悲しみ、苦しみ、辛さを時の長い流れは水と同じように洗い流し、忘れさせてくれ…

2021.6.8 ニヒリズム

図書館で私の借りる本は古いのが多く、順番待ちはない。 本の題名に惹かれただけで借りることもあり「ハズレ」も多く、パラパラめくる だけで「やーめた!」となって、返すものがよくある。 これもそんな1冊だった。 『哲学の密かな闘い』 永井 均 著 新書版…

2021.6.4 壺中一壺の天

前回、あんなことを書いたので、久しぶりに禅語を書こうと思った。 (禅語も本から教わったので「読書感想記事」か) 広い意味での禅語は、狭い意味の「禅の言葉」に限らず「仏語」(「フランスご」 でなく「ブツご」)はもちろん、中国の名詩からとった言葉…

2021.6.1 読書記事

ブログをやろうと思った動機は、自分の人生にはまったく予定になかった障害者に なり、「さて、どういう気もちでこれから生きてゆくか…」と悩んでいたころ、 偶然、本屋さんで禅語の文庫本に出会い、知ることになった言葉がとても新鮮に 心に響き、その禅語…

2021.5.28 働くことの復権

最後③のきょうは、本来的な「働く」。すなわち、「生きる」。 ーーーーーーーーーー ③ 働くことの復権 【引用】 「〈働くことの復権〉 (秋山憲治の言葉)「いろいろな場面で、私たちは身体を動かして社会的に意味のある活動をしている その活動は、場合によ…

2121.5.25 働く主人公は私

2回目は、「働く」ことそのもの。 ーーーーーーーーーー ② 働く主人公は、私 - 主体的に働く 江戸時代の「労働集約的な農家経営と手工業生産」ということで、 次のような記述があり、考えさせられた。 【引用】 「労働の主人 近代に至るまでの農民たちの働…

2021.5.21 生きるために、それほど働かなくてはならないのか? 

『仕事と日本人』 武田晴人 という本を読んだ。 新書版なのだが、中身がたいへん濃かった。 (グーグル画像より) 「あとがき」に書かれていた著者の姿勢が、本全体を貫いていた。 【引用】 「競争という手段、企業の営利性、金銭的な報酬で計られる労働の価…

2021.5.18 怒ること

怒らないですむなら怒らないでいたい。 毎日を穏やかに暮らしたい。 個人的な身のまわりのことなら(努力すれば)平静でいられるけれど、 世の中、社会に目を向ければダメである。 (某議員や官僚の不祥事などを聞くにつけわざわざ抑揚をつけ、「バーカ!」…

2021.5.14 デジタルポピュリズム(後)

③ 「フィルターバブル」 ネットそのものは「何でもござれ」と開放的だ。 好きなものは自分で選び、アクセスすればいい。 嫌いなもの,、どうでもいいものは無視するだけ。 「リアル/バーチャル」という区分けからいうと、リアル世界はイヤでも こなさなければ…

2021.5.11 デジタルポピュリズム(前)

『デジタル・ポピュリズム 操作される世論と民主主義』福田直子・著 という本を読み、とても強く感じるところがあった。 新書本でとても読みやすい。 この本を読んだ数日後、たまたま録っていたNHKのETV特集 「SNS揺れる民主主義」という番組をみることにな…

2021.5.7 『永遠のお出かけ』

前にも記事に書いた益田ミリさんのエッセイをまた読んだ。 『永遠のお出かけ』という。 (「グーグル画像」より) 「永遠のお出かけ」というのは死で、お父さんが亡くなられたのだろう と想ったらそうだった。 今回はお父さん(お母さんも)との思い出を中心…

2021.5.4 「おろかもの」の正義論

題名にひかれ、『「おろかもの」の正義論』 小林和之・著という 新書本を読んだ。 (「おろかもの」がどんな「正義」を言うのか興味を感じ、おもしろそうな気がした) (グーグル画像より) 実は「おろかもの」というのは比喩的な言いかたで、ほとんどの人を…

2021.4.30 「常識」とか「思いこみ」を疑ってみる

『新しい論語』(小倉紀蔵・著)という新書本を読み、記事の題名にあげたことを 強く感じた。 (グーグル画像より) 本は著者が「新しい論語」を著したということではなく、孔子と論語の読み方を 新しい観点からの解釈を述べられたもので、それがとても大胆…

2021.4.27 救い(後)‐ 救いとしての死

死を思うとき、いちばん残念なのはだいじな人と永遠に別れなければならないこと だが、死は逃れようのないことだとあきらめ覚悟したとき、 ①できれば(たとえ死は瞬時のことでも)痛くないように ②(死後の世界は信じていないが)もしあれば、「地獄」に堕ち…

2021.4.23 救い(前)‐ なぜ、人を殺しては…?

「救いがある」とか「…ない」と言う。 (いまは「災害救助」の話は含めません) テレビドラマなどで、ある話が不幸な結末で終わっても、 結末に一条の光が感じられるとき、希望を少しでも感じるとき、 「救いがある」と思う。 たまに絶望的な結末があり、「…

2021.4.16 いのちはひとつ

「いちばん大切なものがわからなくなると、…」と前の記事に書いた。 大切なものは誰にだっていろいろ、いっぱいある。 あふれんばかりだ。 その「いろいろ、いっぱい」を根元で支えているものは「いのち」。 すべては「いのちあってのこそ」。 「いのち」を…

2021.4.13 「いちばん大切なものがわからくなると、人間は不安定になる」

『小熊英二時評集 私たちはどこへ行こうとしているのか』 という本のなかでのひと言が強く胸に響いた。 (グーグル画像より) 「いちばん大切なものがわからなくなると、 人間は不安定になる」 本は2016年の出版で、とくに東北大震災以後の日本社会の時々の…

2021.4.9  サル、ゴリラたちと人間 

『〈こころ〉はどこから来て、どこへ行くのか』という本を読んだ。 (グーグル画像より) 大学の先生5人が、「こころ(心)」についてそれぞれの専門、立場から講義 されたもの。 心がテーマなので宗教(哲学)、心理、神経・脳など内面の話が多かったが、 …

2021.4.6 あずかりやさん

『あずかりやさん』 大山淳子 という小説を読んだ。 (グーグル画像より) 小説はすばらしいとは思っても、自分の感性にとっての当たりハズレがあるので よほど「読みたい」という気が起きないと読まない。 これはツレが珍しくすすめてくれたので読んだ。 読…

2021.4.2 監視カメラ

こんなに監視カメラが設置されるようになったのいつごろからだろう? 街では「監視カメラ設置」に普通に出あうようになった。 「普通」は人を慣れに導く。 (「慣れ」は生きやすくなることで仕方のないことかもしれないが) 監視カメラは気分のいいものでは…

2021.4.1 一期一会 ②

写すときは杖を突いたままというわけにはいかず、杖の紐を手首にかける。 すると身体がフラフラしているのでよくブレる。 ブレると狙いどおりにはいっていない。 長く写真をやっているけれど、「トリミング」という編集作業は面倒くさいと 思い、パソコンで…

2021.3.30 一期一会 ①

春がくると「一期一会」という言葉を思いだす。 生きていることそのものが「一期一会」。 だいじにしなければならぬと思う。 (次回は②です) ちりとてちん

2021.3.26 志賀直哉、吉田満の死生観

死ぬこと生きること。 立派に(「な」ではなく「に」)「老人」と言われる、見えるまで長生きしている と思っているので生き死にの問題はクリアした(という気がしている)。 (「クリア」というのは「死を親しく感じるようになった」というくらいの軽いもの…

2021.3.23 「オートポイエーシス」? 思ったこと

『時間とテクノジー』はいろいろ考えることが多い本でした。 記事は終えるつもりでしたが、もう一つどうしても書きたいことが出てきました。 「オートポイエーシス」です。 しっかりとは理解できませんでしたが、「当事者」ということ、仏教、禅の精神に 通…

2021.3.19 「ナッジ」とは?

パソコンを初めて触るようになったころ、その初歩的な原理、仕組みを知って おきたいと本や雑誌をめくっていたころ、「アーキテクチャー」という言葉を 耳にしたことがあった。 「アーキテクチャー」についてはいろいろ説明されているようですが、 この本で…

2021.3.16 「自由」と「豊かさ」

『時間とテクノロジー』 佐々木俊尚 きょうは「自由」と「豊かさ」(≒「幸せ」)について。 (ここでいう「自由」は、「自由・平等」という人類の理念的なものを指してはいません。 「時間とテクノロジー」次元、日常生活レベルでの「〇〇を選ぶ」という「選…

2021.3.12 「過去」・「カオス」 

書名に惹かれ、 『時間とテクノロジー』(著者:佐々木俊尚)という本を読みました。 (グーグル画像より) 技術の限りない進展は、時間への感覚、観念をも変えざるを得ないことを 述べています。 ということは、時間を生きている、時間を消費しているという…

2021.3.9 早春の植物園 

「不要不急」の外出はしていない。 外に出るのは近所の散歩と買い物ぐらい、家にこもっている。 散歩ではメガネが曇るし煩わしいので、人がいないときはマスクを外す。 が、「マスク警察」にとやかく言われればサッと着けられるように、 「持ってます」の意…

2021.3.5  爆買い中国人③

著者は、有名な魯迅の小説『阿Q正伝』の「阿Q精神」は現代の中国にも 活きているという。 (グーグル画像より) 「阿Q精神」とは、「阿Qの『精神勝利法』」と呼ばれる。 (注:ウィキペディアより『阿Q正伝』を引用させていただきました) 【引用】 「時代が…

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