2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧
カメキチの目 鷲田清一さんという哲学者は、プラトンやソクラテスがどう言った、こう申したということでなく、「哲学」には無縁の人にも目を向け、気になった言葉を、書かれたものだけでなく会話まで取りあげる。 それが朝日新聞に、『折々のことば』として…
カメキチの目 現代は、現実の社会から遠ざかっても、すぐ近くに「ネット」という新たな社会がある。 ネットは「仮想」・「バーチャル」といわれる。否応なく生活せざるを得ない「現実」・「リアル」ではないのでイヤならしなければいい。本やテレビと同じで…
カメキチの目 テレビの特集で「不寛容社会」というのをやっていた。考えさせることが多くあった。 そのなかに「炎上」というのがあった。「炎上」を初めて聞いたときは、どこかで車が燃えたのかと思いました。 ブログしているから、私が火元にならぬとは言え…
カメキチの目 掬水月在手 弄花香満衣 ‐みずをきくすればつきてにあり はなをろうすればかおりえにみつ‐ と読みます。 ちょうど、夕べは満月でした。 月夜に、両手で水をすくってみれば、その水面にこうこうと輝く月が映り、花をもてあそべば、ほのかな香がわ…
カメキチの目 ほんとうの自分はほんとうはホントもウソもありません。へそ曲がりではない。すなおだと思う。 だが、そういうことはどうでもよい。 きのうは、71年前。「鬼畜米英」に負けた日である。 今じゃあその「米英」となかよくやっているという。 とく…
カメキチの目 私は東京都都民ではないけれど、先の都知事選で思ったことが二つある。 あとあとのために日記・メモしておこう。 ① 鳥越さんが勝てばいいなあと思っていた。 なんでやねん? ほんとうは宇都宮さんに都知事になってほしかったが、いろいろあって…
カメキチの目 セミの鳴き声が始まると、きまってこの詩を思う。 「蟲」という。作者は八木重吉。 蟲が鳴いてる いまないておかなければ もう駄目だと いふふうに 鳴いてる しぜんと涙が さそはれる 10年前、入院していたとき。 7月のなかばに鳴きはじめ、8月…
カメキチの目 だいぶん前、朝のテレビニュースで遺伝子治療のことをやっていた。 生まれつきDNAに問題がある子どもさん(兄妹ともにそうなのだ)。ずっとベッドで寝たきりだ。 重い不自由な身体。歩行もできないでいた。 が、遺伝子治療のおかげで、いまは歩…
カメキチの目 「どうしたもんじゃろうのう?」 まるで悩んでいることを楽しんでいるかのように、ゆっくりつぶやく主人公がとても魅力的だ。 NHK朝の連続ドラマは、4月から『とと姉ちゃん』というのをやっている。 先日やっと、『暮らしの手帳』ドラマではち…