カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2022.12.28 正岡子規 「生きているということ」

『正岡子規 人生のことば』 復本一郎 病気による、なみなみならぬ痛み。 その痛みとの壮絶な闘い。 この本は、身体の「痛み」という誰にもわかるシンプルな感覚をとおし、 (といっても、子規の痛みは子規にしかわからなくても、何とか想像はできる) いまこ…

2021.12.24 犬

飼いぬしに抱かれているイヌを、目のまえで見た。 散歩しているとき駆けまわったりクンクンしている姿は遠めにはよく見かけるけれど、 静かに抱かれているところを間ぢかで見たことはあまりない。 (あったのだろうが、意識して見つめたのは初めての気がする…

2022.12.21 LGBT

20年くらい前、働いていた児童福祉施設でのこと。 退所した子どものお父さん(気さくで職員のだれとも仲がよかった)が、 女装した姿でたずねられた。 「○○さん、そっ、そっ、それは…」私たち職員は目を丸くした。 パーマ(かつら)にオシロイにまっ赤な口紅…

2021.12.17 鈴と、小鳥と、それから私…

『平等バカ』(池田清彦・著)という本を読んだ。 言葉ではかんたんに言える「平等」。 私は心地よい言葉に酔うことがあるので気をつけなければならないこと、そして、 「平等」を口にするときは慎重でなければならないことを思った。 第4章に「平等より大事…

2021.12.14 「不要不急」 その3(何が「エッセンシャル(本質的)」なのか?)

(きょうは「不要不急」の最後) 南直哉さんという禅僧の「何が『エッセンシャル(本質的)』なのか?」です。 【引用】①「〈「不要不急」経済の果て〉 現今急激に進展するIT・AI技術は、まさに身体性の消去を目指す技術とも言える。 バーチャルリアリティ、…

2021.12.10 「不要不急」 その2(要に急がず不要に立ち止まる)

その2は、阿純章さん(天台宗の僧侶)の「要に急がず、不要に立ち止まる」です。 【引用】「〈”要“と”急“からの解放〉 不要不急も決して悪いことではない。 案外、自分のやっていること(あるいは自分自身の存在すら)が不要不急であると気づいてホッとする …

2021.12.7 「不要不急」 その1(無用の長物)

東北大震災の「絆」のように、コロナ禍では「不要不急」がいちやく有名になった。 (やっと「不要不急」もお払い箱になったかと安心し、《地域版ではあっても》「GoToトラベル」が 再開されてきたが、「オミクロン株」のせいでまた叫ばれるかも) (グーグル…

2021.12・3 嗅覚のたいせつさ

人間も動物なので(イヌほど鋭くなくても)「動物的嗅覚」があり、「これは変?」 「オカシイ!」「危ない!」と違和感を感ずることがある。 感覚は個人差が大きいけれど、天から賜った自分のそれを精いっぱい だいじにしなければならないと思う。 (グーグル…

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